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2010.6.6

リゾートトラストレディス 最終日

ルーキーの甲田良美が大熱戦を制しツアー初優勝!

 2010年LPGAツアー第13戦『リゾートトラストレディス』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の最終日が、長野県北佐久郡のグランディ軽井沢ゴルフクラブ(6,458Yard、Par72)で行われた。

 天候:晴れ、気温:24.0℃、風速:1m。3日間を通して快晴となった今大会。大混戦となった最終日を制したのは、去年の8月にプロテストに合格したばかりのルーキー・甲田良美。12、13番を連続ボギーとして一時は首位から陥落するものの、残り5ホールで4バーディーを奪う猛チャージで再逆転。レギュラーツアー参戦20戦目にして、涙の初優勝を飾った。3打差の2位には竹末裕美、さらに1打差の3位タイには中田美枝、北田瑠衣、笠りつ子、宋ボベ(韓国)の4人が入った。

 圧巻のプレーで一気に優勝を勝ち取った甲田。そんな甲田も「途中まで緊張しました」と優勝へのプレッシャーからか、パッティングのリズムが崩れ、12番から連続ボギー。一旦は崩れかけたが、「いつもの事をやろうと頭を切り換えたら、体が動くようになりました」と気持ちを持ち直して、本来のリズムを取り戻した。優勝の瞬間は「本当にまだ実感がなくて…」と放心状態。それでも勝負所で連続バーディーを奪うあたりは新人離れしたプレーだった。

 優勝インタビューでは「高校3年の夏に父にプロを紹介してもらって、ゴルフを始めたのは卒業してからなんです。それまではソフトボールをやっていて、今後ずっとやっていくのか、普通に就職するのか、違うスポーツをするか、と思っていたときに、たまたま父がプロを紹介してくれて。プロテストに合格するまで時間が掛かりましたけど、今までやってきたことは無駄じゃないと思っていましたし、8年は掛かると思っていたので、焦りは無かったです。ここまで育ててくれた両親に本当に感謝したいです。これで少しは恩返しが出来たかなと思います」と感謝の言葉。今後は「技術的な事ももっと高めたいと思いますけど、ファンの方から愛されるゴルファーになりたいです」と抱負を語った甲田。突如として現れた新星が、今後のLPGAツアーをさらに盛り上げる。

2位 竹末裕美
「甲田さんの勢いがすごかったので、勝てなかったですね。(甲田さんは)怖いもの知らずでやってたと思うけど、自分は一回(優勝を)経験してるので様子を見ながらプレーしていたところがあったけど…知らないのは強いですね。今日は4メートルくらいのパットがちょっと入らなくて、3番で3パットしたあたりから流れが良くなくて、頑張ってみたけど後半伸ばせなかったので、優勝に届かなかったかなあと思いますね。(2勝目の難しさ?)これだけ間が空くと難しい(※前回の優勝は03年)ですけど、こうして最終日ものばせたのでちょっと自信になったし、また優勝争いできたらと思います」。

3位タイ 中田美枝
「今日は満足じゃないですね。優勝に届いてたので。それ以上に甲田さんが良いプレーでした。前半の3ホールで2つスコアを伸ばせたのは、スコアメイクできるキッカケになりましたね。ただ、グリーンが硬くてボールが止まらなくて、もう少しパットが入ってくれれば、と思います。3日間通してそこは反省材料になりました。また来週に向けて調整していきたいです」。

3位タイ 北田瑠衣
「途中まで、まさか自分がトップだなんて知らなかったです。でもそのあとの16番で池に入れて(ダブルボギー)、17番のバーディーパットは入ったかと思ったし、18番もバーディー取れたでしょ(笑)。今日は勝てる日じゃなかったですね」。

3位タイ 笠りつ子
「前半は緊張したけど、後半からなんとか自分のプレーは出来たと思います。(チャンスはあった?)ショットが全然良くなくて…。前半に2、3回ありましたけど、いつか来るだろうと思ってプレーしてたけど、来なかったですね。(今回の3位は自信になった?)調子は悪くないので、ちょっとずつ修正して次に繋げたいです」。

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