永峰咲希、大一番に燃える

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI　UMKカントリークラブ（宮崎県）

　ホームアドバンテージはいかほどのものか。開幕から4戦目、永峰咲希は「2勝目をここで、といえることが、去年までとの違いですね」と前置きした。もちろん、それだけのことをいえるのは、調子の裏付けがあるからだ。「3試合を終わって、あまり成績が良いとはいえないけど、予選落ちがない。地元の宮崎でパーッといけたらいい。そう思っています」と話した。

　準備を怠らない。「甘えをもたずに、やってきたつもりです。オフのトレーニングを試合で活かしたい。今大会に勝つことが恩返しですからね。宮崎県出身の選手にとって、今回は特別。今の私にとって、腕試しではないけど、結果を残せれば実力です、ということができる。ターニングポイントでしょうね。去年の大会で悔しい思いをして、それが初優勝へつながったから…。でも、気持ちばかりが先行しないように気をつけます」と冷静に語っている。

　それはそうだ。昨年の最終戦では、永峰のために、大型バスを仕立てて応援団が駆け付けた。期待に応えることは、プロフェッショナルの証明。大一番である。