ＮＥＣ軽井沢７２ゴルフトーナメント　第2日目

宮里藍、N.キャンベルが首位並走

　2010年度LPGAツアー第19戦『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』の2日目が、長野県北佐久郡の軽井沢72ゴルフ 北コース（6,628Yards,Par72）で行われた。

　天候：くもり、気温：25.7℃、風速：2m。前日に引き続き、涼風吹く絶好のコンディションのなか行われた2日目。初日首位からスタートした宮里藍は、3バーディー1ーボギーの70とスコアを伸ばし、首位を守った。同じく9アンダーにはニッキー･キャンベル（豪州）。首位と1打差の3位には、李知姫（イチヒ･韓国）。さらに1打差の4位タイには、有村智恵、全美貞（ジョンミジョン･韓国）、佐伯三貴の3人が続く。

　前日の勢いそのままに、前半はバーディー先行で2アンダーと好調な滑り出しを見せた宮里。後半に入ると「チャンスらしいチャンスは13番パー5の2mくらいでした。今日は付く位置が難しい所についてしまって、アイアンが飛んだり飛ばなかったりもあって、長いバーディーパットがたくさんありました」とアイアンショットの距離感に苦しむ場面もあったが、スコアを崩すことなく2日目を終えた。

　スコア的には辛うじて首位を守る形となったが、「結構みんなスコアを伸ばしていましたけど、私は欲を出さないよう、一打一打シンプルにと、焦る気持ちは無かったですし、パターも入るときもあれば入らないときもあると思って、しっかりストロークすることだけを心掛けました。この2日間振り返っても納得のいく内容でした」と、本人は至って冷静。明日は連覇を狙う有村智恵など、強豪が立ちはだかるが、「彼女は連覇も掛かるし、高いモチベーションで臨むと思うけど、他のプレイヤーもスコアを伸ばせばトップに立てるくらい僅差なので、私はとにかく自分のプレーに集中したいという気持ちです」と集中力を最大限に高めて、今季国内初優勝を狙う。

1位タイ　ニッキー･キャンベル
「（前半は我慢のゴルフだったが？）プレーはよかったけど、パットが入らなかったですね。それもゴルフだと思います。（最終組の二人とは？）二人とも面白いプレーをするので楽しかったです。（新しいパターの調子は？）昨日はとても良かったですけど、今日も悪くはなかったです。パター自体は気に入っているので、（入らなくても）我慢して打っていました。明日もこれまで2日間と同じようにプレーできたらいいと思います」。

3位　李知姫
「今日はピンチはあったけど、うまく乗り切りました。ノーボギーで回れたのは本当によかったと思います。14、15、16番で全部パーパットが1.5mくらい残ってしまって、そこをうまくパーセーブできたので。（ショットの調子は？）前半はよかったけど、後半になってからはあまりよくなかったかなと。明日は一番大事だと思うので、今日よりももっといいスコアで伸ばせたらと。チャンスが近づいてきたので、優勝できるように頑張って回りたいと思います」。

4位タイ　佐伯三貴
「今日はミスもしたけどいいリカバリーができて、ノーボギーでまわれたので満足です。明日もしっかり落ち着いて、ミスしてもすぐに対応できるようにしていきたいです。（優勝は？）意識すると空回るので、意識せずのびのびやりたいですね。今やってることに集中して、目の前の一打をしっかりと。明日は上はもっと伸ばしてくると思うので、自分もしっかりついていってバックナインで伸ばして、少しでも優勝争いに加わっていきたいと思います」。

4位タイ　有村智恵
「（昨日今日とパー5でバーディーが取れていないが？）ウェッジの距離感がよくない部分があって、なかなかチャンスにつけられないですね。でもそのぶん他のホールでチャンスを作ってるし、全体的に見たら良いラウンドだったと思います。私が優勝争いに絡むときに藍先輩がトップに立ってたのは今まであったかなというぐらいですけど、明日は藍先輩がトップだからとか関係なく、自分がいかにいいスコアを出せるかを大事にして、一つ一つやっていきたいです」。

8位タイ　三塚優子　※12番でホールインワン達成
「手応えはメチャメチャあったんですよ。ピンにバーッと行ったので。ティーを拾ってたら歓声がワーッときて、（入る瞬間は）見逃しました（笑）。トーナメントでは初めてです。人生では3回目ですかね。今日はバーディーが少ないなかでホールインワンだったのでラッキーでしたね。そのあと波に乗るかと思ったら、逆の波に乗っちゃいました。昨日からショット自体は問題なかったので、今日ボギーのところはすべてティーショットのミスなので、練習してこようかな」。