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2019.4.11

鈴木愛、1.8で発奮 プライドが許さない

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2019年LPGAツアー第6戦『スタジオアリス女子オープン』(賞金総額6,000万円 優勝賞金1,080万円)が4月12日、兵庫県三木市・花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース(6,316ヤード/パー72)で開幕する。11日はプロアマ大会が行われた。

 これは、もうプライドが許さない。なぜなら、日本一の冠が曇ってしまうから。ディフェンディングチャンピオンとして今大会へ挑む、鈴木愛は笑顔の裏でテーマを強く打ち出した。「今シーズン、平均パット数が本当にひどい。1.8146です。1.8というのは、(自身のスタッツで)ここ数年、見たことがない。そのぐらい悪いです」。急場しのぎではなく、根本から見直す急務に迫られた様子だ。

 鈴木といえば、パッティングといわれるほど。誰よりも本人が知っている。というわけで、「いろいろと変えなければなりません。以前使っていたマレットを引っ張り出して再調整しています。9、10日と一生懸命にストレートの順回転を練習。もうちょっと、微調整が必要な気もするけど、感触は悪くありません」と明かした。引っ張り出したマレットとは、2016年中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンで優勝した際、使用したもの。畑岡奈紗が使う同タイプだ。

 しかし、試合では1年以上のブランクがある。他でも、マレットタイプを使用しているものの、「同じような形状でも、このパターだけは、構えた時にしっくりくる」。気持ちよくアドレスしなければ、良い転がりのボールは生まれない。伝家の宝刀を引っ張り出してきたのは、連覇へ向けての並々ならぬ決意の表れと捉えた。

 昨年は完全優勝。勝利のポイントは、パッティングと1番ホールを、いかに克服するかだろう。何しろ、380ヤード・パー4は、昨シーズンのツアー第1日(パー4)で最も難しいホールだった。「ボギーは最低限、許しましょう。だけど、ダブルボギーは…」と語尾を飲み込み、自身へ活を入れている。あすの1番、ぜひとも注目をしたい。

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