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2019.4.13

藍から愛へ 連覇へ向け鈴木愛が発奮

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

スタジオアリス女子オープン 花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(兵庫県)第2日

 トレンドやあこがれが変化するのは、時代とともに速くなった。首位から3打差の4位タイでホールアウトした鈴木愛は、ジュニアカップ女子プロ交流イベントへ出席。小学生の女子から、熱視線を送られた。とにかく、ジュニア世代からも人気は抜群。ゴルフの普及にひと役買っている。

 振り返れば、自身がゴルフをはじめるきっかけは、宮里藍へあこがれたことだ。ところが、実際にプレーをするようになると、これは-という選手が出現。全美貞である。「パッティングのストロークがすごくきれいです。全さんのようなパッティングをしてみたい。必死に練習をしました」と打ち明けた。その頃の記憶がよみがえる。「格好いいとか、そういうことではなかった。うまくいえないけど……。なんだろう。そうだ、感動だ。感動しました」と興奮しながらまくしたてた。

 その雰囲気からすると、もし、全がいなければ現在の姿はなかったかもしれない。プロとはそんな責任がある存在だ。ジュニアの質問に丁寧に答え、激励を行う。その時、ともに目がキラキラと輝く。素晴らしいシーンを拝見した。

 となれば、最終日は期待に応えなくてはならないだろう。「きょうは、パー5でバーディーがひとつだけ。ショットがとても良かったから6、7アンダーぐらい出ても不思議はない感じです。最終日は、前半でとりあえずスコアを3つ伸ばせばチャンスがあると思います」と前置きし、逆転Vの質問になると、「チャンスはあります。パー5の距離感とパッティングがポイント」。キラキラから、刺すような勝負師の目へ変わった。

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