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2010.11.28

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日

朴仁妃が唯一のアンダーパーで公式戦初制覇!

 LPGAツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ』(賞金総額1億円、優勝賞金2,500万円)の最終日が宮崎県宮崎市の宮崎カントリークラブ(6,520Yards、Par72)で行われた。

 天候:曇り、気温:13.9℃、風速:7m。大会4日間を通して最も気温が低く、強風となった最終日。各選手のスコアが軒並み崩れるなか、首位スタートの朴仁妃(パクインビ・韓国)がこの日1オーバーで回り通算1アンダー。出場選手中、唯一のアンダーパーで公式戦初優勝を飾った。4打差の2位タイにはアンソンジュ(韓国)と宮里美香の2人。不動裕理が4位に入った。

 「とても緊張したのが前半に出ました」という朴は、1番こそバーディーを奪うものの、続く2番でミスショットが連発し、ダブルボギー。4番でもボギーと2位以下との差が一気に縮まる。それでも「他の選手もこのコンディションならスコアを落としていると思いましたし、スタート前は3打のリードがあったので、気持ちを切り替えることができました」と動揺することなく、9番からの3連続バーディーで勝負を決めた。「パー3が難しいので上手く攻略することと、グリーンも特徴があるので攻略するのが大変でした。疲れもありましたけど、最後の試合だと思って死ぬ気でやりました。今は疲れたので少し休みたいです」と体力と精神面を問われるタフなコースとの戦いはまさに死闘だった。これで樋口久子、張晶(ジャンジョン・韓国)、モーガン・プレッセル(米国)に続く、4人目の日米公式戦制覇となった朴。「日本に来た時は初めてのコースばかりなので、とまどいもありましたけど、食事も美味しく、韓国から近いのでやりやすかったです。日米の公式戦を勝つことが出来て光栄ですし、運も良かったと思います」と偉業達成に安堵の表情を見せた。

 次年度については「日本ツアーに参戦しているときは、韓国に度々帰ることも出来ましたし、来年も今年と同じように日本とアメリカの両方のツアーに出たいと思っています」と抱負を語った朴。若干22歳の実力者が来季も大活躍しそうだ。


アンソンジュ
「この一年はいいところも悪いところもあったけど、私にとって最高の一年になりました。生涯忘れられない一年になりました。来年も日本でプレーしたいと思っています」。

宮里美香
「今日は、昨日に比べてショットはよかったんですが、パットでフラストレーションがたまる感じでした。逆目のラインが中々打てませんでした。この一年はすごく充実していたと思いますし、何より去年に比べてメンタル、技術面でレベルアップでき、強くなったと感じています。来週はアメリカでの最終戦なので、普段どおりのプレーができるように頑張ってきます」。

横峯さくら
「今日は今年を物語っているのかな思いました。昨日今日とノーバーディーでしたけど、カップに何回も蹴られたので仕方がないです。それがゴルフなので。今年は本当にいい経験ができました。来年は女王を取り戻したい気持ちが強いんですが、韓国勢のこの勢いを誰か止めなきゃいけないと思っていますし、その一人になれるようにがんばります」。

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