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2019.5.19

イミニョン混戦に断 2億円突破

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2019年LPGAツアー第11戦『ほけんの窓口レディース』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,160万円)大会最終日が5月19日、福岡県福岡市・福岡カンツリー倶楽部 和白コース(6,292ヤード/パー72)で行われ、イミニョンが通算10アンダーで今季初優勝。1打差の通算9アンダー、2位タイは上田桃子、申ジエが入った。大会3連覇を狙った鈴木愛は通算5アンダー、14位タイ。(天候:曇り 気温:25.9℃ 風速:7.1m/s)

 イミニョン、復活。約1年2カ月ぶりのLPGAツアーは、意外なほどあっけなかった。上田桃子、申ジエが通算9アンダーで並び18番、3メートルのバーディートライ。外せば、プレーオフだったが、「やりたくなかった。順位は確認していたけど、フックか、スライスか、とても微妙なラインでした。だけど、キャディーさんが自信をもってインサイドです−といってくれたことが、大きな力に…。確かに、プレッシャーはあったけど、イケる時はイケる。集中してストロークすることを心がけた」。

 来日1年目、2017年のスタイルを思い出したかのようである。カップインの瞬間。「無の状態になっていた。うれしいということよりも、ただただ、ホッと胸をなでおろしただけですよ」と振り返る。プレー中、喜怒哀楽を表すことは少ない。ポーカーフェイスだ。しかし、これが悩みとなっていることをファンは知る由もなかった。

 「韓国ツアーへ出場していた時から、表情がない。そんなことをいわれました。だけど、プレーに集中していれば、とても笑えるものではないでしょう。よくいえば、ポーカーフェイスでも、愛想がないととられることも多かった」と、漏らしたこともある。とはいえ、ファンからサインなどを求められると、実に丁寧。もちろん、取材でも成績にかかわらず、笑顔を絶やさない。

 来日当初、がんを克服したプロゴルファーとして注目された。本人からすれば、あまりふれられたくない過去だろう。が、悲劇として語ることは一度もなかった。すべてのことに対して、前向きな姿勢は頭が下がることばかり。そうはいっても、イも人間だ。優勝から遠ざかっていた昨シーズンの不振を「慢心」と分析した。「去年の開幕戦は、それほど良い仕上がりではなかったけど、本当にラッキーな優勝。最初にそういうことがあると、すべてがうまくいくのだろう。そう感じたのかもしれない。油断をしたわけではないけど、腰痛などが出て、思うようにいかなかった」と猛省したそうだ。

 よくいわれる2年目のジンクス。それだけに、今オフは、「腰を痛めて、1月までリハビリを…。その後、徐々にペースを上げています。練習はもちろん、一生懸命にやりますけど、他の選手をよく観察するようになった」と話す。この日は、後半の快進撃が印象に残った。サンデーバックナインで4バーディー、1ボギー。「接戦になったから、高い集中力を発揮できたと思う。最後まで、浮かれるな-自分に言い聞かせた」という。

 流れを呼び込んだ10番の3メートルのバーディーパットも、勝負強さがよみがえった証だ。来日3年目、生涯獲得賞金が2億円を突破。18番では力強いガッツポーズを披露し、「優勝カップがとても重かった。6キロ? 本当に…」と、1勝の重みを改めて、かみしめた。

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