1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 淺井咲希 自己ベストで首位発進

2019.5.24

淺井咲希 自己ベストで首位発進

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)第1日

 それは、もう七変化と呼びたくなるほどだ。創意工夫。淺井咲希はグリーン上で試行錯誤を繰り返していた。パー3の15番、ここまで3バーディーを奪取。勢いに乗っていたはずだが、想定外のミスが出る。4パットでダブルボギーとしてしまう。「第1打は狙い通り。左カラーへこぼれてしまったけど…。だけど、そこから4パットでした。パッティングに不安がある。でも、きょうは落ち込むより、こういう時も-そんな前向きな気持ちで次のホールへ向かうことができた。ずっと悩んできたから、メンタルが強くなったのでしょう。きっと」。

 この日は7バーディーを奪った。67はツアーの自己ベスト記録。ショットの精度が際立っていた。「それほど、難しくはないパー4なら、第2打でカップインさせる気持ちでいます」と表情が一変。あとは課題のパッティングをどう克服するかだろう。「毎試合、いろいろなパターを試している。それから、グリップもクロウ、クロスハンドなど、その時の感覚です」と説明した。

 ちょっとした変化に気がついた。これまで、同じ黄金世代の河本結のように、リボンがトレードマーク。ところが、それがない。「先週、髪を切りました。リボンは母からプレゼントされたものだったけど、今度は祖母から髪を結わえるゴムを。イニシャルのSがついています」と指をさして話してくれた。Sはもちろん、名前のSだが、スーパーのS、スペシャルのSでもある。「あすもまた、精いっぱいのプレーをします」。それはそうだろう。悩みが解消するかもしれないから。ゴルフはある日突然、幸運が舞い降りる不思議なスポーツだ。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索