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2019.5.30

渋野日向子 ターゲットはVと最終日の12番

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2019年LPGAツアー第13戦『リゾートトラスト レディス』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が5月31日、静岡県浜松市・グランディ浜名湖ゴルフクラブ(6,560ヤード/パー72)で開幕する。30日はプロアマ大会が行われた。

 2度あることは3度ある。渋野日向子が、ここ一番で勝負強いことはすでに実証済みだ。ホールインワン通算4回を、すべて試合で達成。この日の囲み取材では、さっそく、最終日にかかる、全パー3ホールのホールインワン賞になった。各ホール、800万円。仮に4ホールすべてとなれば、総額3,200万円が贈られる。「もちろん狙おうと思っています。距離が短い方が狙いやすい。そうは思うけど、5番は池に囲まれてちょっとイヤな感じだし、7番、15番も、うーん」とトーンダウンした。

 とはいえ、リップサービスも兼ねて、「12番」。何しろ、伝家の宝刀、5Wの出番である。「グリーンエッジまで195ヤード、センターが210ヤードだから」と解説した。ちなみに、5Wの飛距離は、「私は、キャリーで200ヤード。ランを入れて210ヤードです」と説明を加える。なるほど、これなら説得力があった。「以前、5Wで2回、ホールインワンをした。だから、5Wは得意。仮に、左にピンが切ってあれば引っ掛けるのも怖くない。去年のアース・モンダミンカップ(第1日で)は、5Wで引っ掛けて入った」。そのパワーを言葉にする。副賞は600万円だった。

 一方、出身の岡山では、渋野フィーバーが続いている。29日、所属先のRSK山陽放送がゴールデン枠で、優勝記念番組をオンエア。「まだ、私は見ていないけど、永久保存版ですね」とうれしそうに話す。もうひとつ、岡山市からは、地元をPRする「桃太郎のまち岡山大使」へ委嘱すると発表した。任命式を6月3日に控え、「大変、光栄なことです。これから岡山のいいところを、たくさんPRしたい。まずは、この場をお借りして、きびだんごから行きます。とても美味しいですよ」と初仕事を行う。

 それだけに、自身の立場、プロの重みをかみしめる。「目標はこれまでと変わらずに、まず予選通過です」。ホールインワン、優勝も最終日のお楽しみである。

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