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2011.5.13

フンドーキンレディース 1日目

永井、朴が首位発進 48歳ベテラン 塩谷らが3位につける

 2011年度LPGAツアー『フンドーキンレディース』(賞金総額8,000万円、優勝賞金 1,440万円)の初日が、福岡県朝倉市の福岡センチュリーゴルフ倶楽部(6,482Yards/Par72)で開催された。

 天候:晴れ、気温:19.5℃、風速:4m。絶好の快晴のなか行われた大会初日。時折吹く強風と速いグリーンに各選手が苦戦するなか、3アンダーで首位に立ったのは、永井奈都と朴仁妃(パク インビ・韓国)。1打差の3位タイには塩谷育代、服部真夕、O・サタヤバンポット(タイ)、カン スーヨン(韓国)の4人が続いている。

 プロ10年目で自身初の初日首位発進となった永井。「このコースは距離が長く、私は飛ばない方なので、ウッドを使うことが多かったです」と前日の雨の影響でランがほとんど出ない状況に加え、ドライバーの平均飛距離が200~210ヤードという永井にとってはタフなラウンドとなったが、「自分の飛距離に対していっぱいいっぱいのコースマネジメントでした。当初はバーディーを取るとしたらショートホールかロングホールだと思っていましたが、今日はミドルホールでチャンスが多かったです。あと本当にパッティングが良かったですね」と正確なショットに加え、この日はパッティングが絶好調。「カップに入れることより、ストロークのことだけを考えてプレーしました。昨日雨が降ったとは思えないほどグリーンは速かったですが、打ったあとに弱いと思ったパットが弱く、強いと思ったパットが予想通り強かったので、感覚が合っていたのも良かったです」と気象とともに刻々と変わる芝の状況にも対応し、明日以降も好プレーが期待される。

 同じく首位にたった朴は5バーディー・2ボギーのラウンド。「昨日このコースを初めて回ったときは雨だったのでコースの状況がよくわかりませんでした。今日はショットが心配でしたけど、上手くいきましたし、パターも上手く打てました」と、自身初のコースに加え、急激な気象の変化にも対応するところは、さすがにメジャーチャンピオン。「インコースの方が難しいので、そこは気をつけながら回りたいです。グリーンが広いので、パット数をいかに減らすかが、勝負の鍵だと思います」と早くも優勝を見据える。

 そしてこの日3位タイにつけたのが、48歳のベテラン・塩谷育代。「上達したなって感じがしました」とこの日は飛距離の同じ5番アイアンと、5番のユーティリティをピンポジション別に使い分けるなど、巧みなマネジメントでチャンスを演出した。「改めてアドレスとグリップの大切さですね。何十年もやってここかという感じです」と基本に忠実な練習も功を奏した。1983年にプロ入りした塩谷はツアー20勝を挙げ、今では2児の母でもある“ママさんプレーヤー”。「上の子がまだお弁当があって…。一番苦手な分野なので、試合という雰囲気ではないですね」と家事におわれる日々で、練習量こそ減ったがゴルフへの情熱は変わらない。「とにかくもっと深くゴルフを知りたい気持ちはずっとあって、もっと上達したい。それだけです」。過去に2度の賞金女王に立った名プレイヤーが、あくなき向上心で2日目以降もさらなる高みを目指す。

服部真夕 (3位タイ:-2)
「結構グリーンを外す事が多かったんですが、アプローチが良かったんで、ストレスを溜めずに次のホールへ入れました。調子は良い方だと思います。(先週は)目標が4日間伸ばす事だったんですが、3日目バーディー無しのゴルフが反省をする点でした。4日目はボギーが先行でもバック9でアンダーだったので、今週に繋がっています。(師匠からは)こういう風にトップ10を続けていればいつかは…。と言われました。すごく良い位置にいるので、あと2日間頑張りたいです」。

カンスーヨン (3位タイ:-2)
「初めてきたコースでしたが、いろんな人から福岡センチュリーは日本でも名門と聞いていたので、その名の通り難しいコースでした。コースによってスタイルを分けています。距離の長いコースは、慎重にプレーしますし、短いコースだと攻撃的に行きますね。(明日からは)今日のコンディションのまま、コントロールしていければいいと思います」。

古閑美保 (7位タイ:-1)
「久しぶりのそこそこです。徐々にパットが良くなっているというのはあります。まだ、ショットもパットもしっくり来ない部分はあるので、スコアを考えると出来すぎです。後半、ショットもブレだしましたが、かみ合い具合が良い方に流れ始めている感じがします。悪いのよりも良い方が先行してくると良い方に流れも来ると思います」。

有村智恵 (7位タイ:-1)
「このコースは傾斜がきつくて難しいので、ここでスコアを出せたら課題を1つクリア出来たということだろうし、頑張りたいですね。後半、もう少し伸ばせた気もするんですけど、そのあたりがまだまだですね。初日に上位とあまり差がないのは久しぶりなので、明日からも気を緩めず、残り2日間しっかりやりたいですね」。

宮里美香 (7位タイ:-1)
「前半は調子が良くなかったのですが、良いパーセーブもありました。後半に入って10番でバーディーが取れたので、勢いよく行けると思いました。14,15番のボギーはもったいなかったですね。その分、あがり2ホールでバーディーが取れて良かったです」。

横峯さくら (46位タイ:+3)
「風の影響があって…。ショットの問題ではなく、アプローチが上手くいかなかったですね。打ってはいけない所でボギーを4つも打ってしまいました。(パターは)チャンスというチャンスがなく、フラストレーションの溜まる1日でした」。

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