フンドーキンレディース　2日目

佐伯三貴、朴仁妃が首位に 3打差に馬場、宮里ら5人が続く

　2011年度LPGAツアー『フンドーキンレディース』（賞金総額8,000万円、優勝賞金 1,440万円）の2日目が、福岡県朝倉市の福岡センチュリーゴルフ倶楽部（6,482Yards／Par72）で行われた。

　天候：晴れ、気温：24.1℃、風速：4m。昨日よりさらに気温が上昇した2日目。各選手がスコアを伸ばす展開のなか、1アンダー7位タイからスタートした佐伯三貴が、5バーディー･ノーボギーの67をマークし、前日首位の朴仁妃（パク インビ・韓国）と並び、首位に立った。3打差の3位タイには、馬場ゆかり、宮里美香ら5選手が続いている。

　今季は5戦して3位以内が3回と好調の佐伯。この日はキレのあるショットに加え、先々週から好調のパッティングが冴えた。「後半ちょっとピンチはありましたね。でもうまいことパッティングが入ってくれました。ボールを変えたことで、タッチとフィーリングが良くなったのかな」と納得の一日。前日は「調子のいい時にスコアを出すのは難しいんです。調子がいいだけに、最初からつまづいてしまいました」と1アンダーに終わったが、「今日は慎重にやれたかな」と今は自らをコントロールできている。明日はツアー3勝目へ向けての大一番となるが「私の気持ちが波打たなければ、勝てると思います」と優勝へかなりの手応えを掴んでいる様子。「（首位の）朴選手はあまり表情を変えずにプレーをしますが、私は逆に表情を変えないのは無理なので、とにかく楽しくやりたいですね」と絶好調の勢いそのままに、一気に頂点を目指す。

　そして2日続けての60台をマークし、こちらも堂々首位をキープした朴。この日は課題としたINコースを35でまとめ、上々のラウンドとなった。「全体的にそんなに悪くなかったです。グリーンが昨日より速くなって来ましたが、だいぶ慣れてきました」と初コースの特徴も徐々に掴んできている朴。明日は今季2勝目がかかるが「あまり欲張らないようにします。自分の今までやってきたことを信じてやれば、いい結果になると思います」と自らのプレーに徹し、虎視眈々とチャンスを伺う。

木村敏美 （3位タイ：-3）
「何があったんでしょう。ショットが今日は良かったです。今年初の予選通過です。今日は1日楽しく回れました。普段も楽しく回っているんですが、スコアも少ないと1番楽しいですね。（ここのコースはランを出すのが難しい？）もともとキャリーで運ぶタイプなので、私にはちょうどいいです。久しぶりの40歳だし、緊張しちゃうかもしれないですね。昨日、息子から先に予選通ったよって電話がありました。何の試合かわからないんですけど（笑）。だから、明日は先に優勝しちゃったよって言いたいですね」。

茂木宏美 （3位タイ：-3）
「今日は出入りが激しかったですね。昨日よりパターが良かったです。バーディーが多かったので、気持ちの良い1日でした。後半は風が気になって、風の計算が難しかったです。4番で右の傾斜から入ったチップインバーディーが今日の流れを作ったポイントですね。（明日は）とにかく自分のゴルフをしっかりやる事。うまく行けばグリーンも転がって、バーディーも取れてくる。そういうゴルフを心掛けたいです」。

北田瑠衣 （3位タイ：-3）
「最後も3パットのボギーをしそうになって…。この位置で17番、18番で3パットは嫌だったんで、18番が入って明日に繋がると思います。グリーンが大きいので、乗るだけではしんどいですね。後半、風の中イーブンでまとめられて、昨日、今日のゴルフを明日もしたいですね。地元なので良いゴルフをしたいです。（地元Vは？）してみたいけど、簡単じゃない。今の調子以上のものを地元で出したいという想いが強いです」。

馬場ゆかり （3位タイ：-3）
「やっとショットのフィーリングが自分の思ったところに行ってくれていて、今年一番のラウンドでした。（自宅から通っている効果？）そうですね。家ではゆっくり出来るし、いろんな意味でリラックスしています。良いスコアが出せたのは何よりですね。フェアウェイは低い球でも転がらなかったりして、去年よりも長い番手を持っています。今日は取りたいところで取れているのが良かったです」。

宮里美香（3位タイ：-3）
「良く耐えたと思います。今日のボギーは2つとも3パットだったんですけど、ショットは安定してきたし、昨日と比べると攻めるゴルフが出来てきました。（優勝してアメリカに行きたい？）特に意識はしていないです。日本でプレーが出来ることが嬉しいので、そこを考えて結果も出れば最高です。明日は、前半から攻めてスタートダッシュしたいです。どこまで攻めのゴルフが出来るかだと思います」。