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2011.5.20

中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 1日目

プロデビュー戦の18歳 野村敏京が単独首位発進

 2011年度LPGAツアー『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の初日が、愛知県豊田市の中京ゴルフ倶楽部 石野コース(6,444Yards/Par72)で開催された。

 天候:晴れ、気温:25.8℃、風速:1.5m。強い日差しが降り注ぐ快晴のなかスタートした初日。この試合が国内でのプロデビュー戦となる野村敏京(はるきょう)が、6バーディー・ノーボギーの66をマークし、単独トップに立った。1打差の2位タイには笠りつ子とタミー・ダーディン(豪州)。ディフェンディングチャンピオンの不動裕理は、3アンダーの4位タイにつけた。

 単独首位の好スタートを切った野村は昨年末、米ツアー出場権をかけたQTを受験。ツアーフル出場の権利こそ逃したが、今年は米下部ツアーで優勝を飾るなど、勢いに乗る18歳だ。この試合は米ツアーのメンバーとして、クラブ契約をする主催者の推薦を受けてのプロデビュー戦。通常であればプレッシャーに押し潰さてれもおかしくない場面だが、この日の野村は「ショットが思ったより良かったです」とパー5で2度の2オンに成功するなど、持ち味の飛距離を生かすゴルフを展開した。それでも今日は「あまり飛距離の出るスイングではなかったですけど、安定して距離感を出していけました」と大振りはせず、方向性重視に徹したという。

 QT受験後は、プロの厳しい舞台で戦うために、持ち球をドローボールから距離感が安定するフェードボールに変え、スイングやプレースタイルも女子プロではなく、男子プロのスタイルを目指した。「ボールを自在に曲げて、ピンを直接狙えて、スピンで止める、男子プロのようなゴルフを目指せとコーチに言われました。今はまだ結果は出ていないですけど、将来的には必ず結果が出ると言われて、トレーニングに励んでいます」と目標は高い。明日は首位で迎える2日目だが「今日のゴルフで自信は持ちました。アマチュアのゴルフはしたくないです。プロのように、ミスをしても考え方が違う、大人のゴルフがしたいです」と臆する様子は全くない。


笠りつ子 (2位タイ:-5)
「先週からいい感じでいってます。今日はショットが良くてピンに絡んでくれました。(ショートアイアンは得意だった?)そうでもないですが、今日はよく絡んでくれましたね。今まではピンの横に落とすことを考えて安全策で打っていました。守りにいってたのかな。先々週は『ドライバーが良かったのに、なんで?』と考えて、ピンを狙うようにしました。(優勝への意識)ずっと優勝したいという意識はあるので、落ち着いてやりたいです」。

タミー・ダーディン (2位タイ:-5)
「今日は安定したゴルフで、アイアン、ドライバーも調子が良かったです。ピンチは1番ホール、ティーショットを引っかけてアイアンでも寄らず、ボギーを打ってしまうかと思ったけど、なんとかパーで切り抜けられました。このコースは結構好きです。前方の見通しがいいので気持よく打っていけます。明日も安定したゴルフができればいいけど、何があるかわからない。自分のゴルフをしっかりしていきたいです」。

不動裕理 (4位タイ:-3)
「ちょっと短いバーディーチャンスも今日は逃してしまったんですけど、他のスコアを見たら、まずまずの出だしだったんじゃないかなと思います。今日はドライバーは思ったところとちょっと違うけど、フェアウェイにはいってました。好調だからといってスコアが出るわけじゃないし、難しいですね。接戦なので明日は気を抜けないですね」。

福嶋晃子 (4位タイ:-3)
「後半振り出してしまって、もうちょっとリズムよく振れればよかったかなと。ちょっとずつ力みが出てしまったので。私はドライバー次第なので、そこが良くなってきたのでアイアンも少しずつ良くなってきました。このコースは何回もプレーしてて、刻んでミスしたことも何回もあったので、だったら怖がらずにドライバーでいこうと。1番から刻みたくないし、左にいくと木が邪魔になる時もあるけど、怖がらずにいきました」。

横峯瑠依 (4位タイ:-3)
「今日はドライバーが曲がらず、パーオンも出来ました。ゆっくり打つことだけを気をつけてやりましたが、マンデートーナメントから調子が良く、ほぼパーオンしていますね。新しいキャディさんとも楽しくラウンド出来ていて、週末も楽しみです」。

菊地絵理香 (4位タイ:-3)
「去年はこの試合でセカンドショットはユーティリティやフェアウェイウッドを使うことが多かったけど、今年は20ヤードくらい飛距離が伸びました。左手の腱鞘炎が完治したのと、ドライバーを替えたり、トレーニングの成果もあると思います。(コースの印象)距離的には長くないけど、グリーンはピン位置によって難しくなりますね。(今季は)とにかく出る試合は優勝目指して頑張ろうと思ってるので、明日は60台を出さなきゃいけないと思います」。

横峯さくら (10位タイ:-2)
「ピンの位置が結構難しいところに切ってあったりして、メリハリつけてプレーできたけど、もう少しいけたかなとも思います。でも初日出遅れることが多いのでよかったかなと。(不安なところは)特にないですね。(姉の瑠依さんも好スコア、同組でのラウンドは)最後バーディーが入ってくれればあったかもしれないですけどね。一緒に回ってるわけではないけど、空回りせず自分のペースで頑張れたらと思います」。

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