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2011.6.5

リゾートトラストレディス 最終日

横峯さくらが今季初優勝
最年少で生涯獲得賞金7億円突破

 2011年度LPGAツアー『リゾートトラストレディス』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の最終日が長野県のグランディ軽井沢ゴルフクラブ(6,505Yards/Par72)で行われた。

 天候:曇り、気温:21.8℃、風速:2m。涼し気な曇り空のなか行われた最終日。優勝争いは前日首位の大城さつきと横峯さくらによる一進一退の攻防となったが、横峯を1打リードしていた大城が最終ホールで痛恨のダブルボギーを喫し、首位が逆転。横峯さくらが今季初優勝を果たすとともに、史上最速試合数、最年少での生涯獲得賞金7億円突破を達成した。

 首位の大城から3打差でスタートした横峯は、「前半はほとんどチャンスばかりでした」と次々とバーディーチャンスを作るものの、なかなかパットが決まらない。思うようにパットが入らず、焦りも見え始めた頃、転機となったのは8番パー5。残り50ヤードからの3打目は、ピンの手前で落ち、見事にカップイン。「うまく打てました。ピン奥に付けるつもりでしたが、入ってラッキーでした」と会心のイーグルで勢いをつけると、その後は大城との手に汗握る優勝争い。11番のバーディーで、一時は首位の座を奪った横峯だったが、17番パー4で痛恨のミスを犯す。「後半のやってはいけないところで右に曲げてしまって…」とティーショットを右ラフに入れてボギー。最終ホールを残して大城に2打のリードを奪われてしまう。「これで優勝は無いなと思いました」という横峯だったが、後ろの組でプレーする大城が17番でボギーとすると、最終18番もフェアウェイからのセカンドショットを右奥に大きく外し、まさかのダブルボギー。「1打差だったので、10%くらいはプレーオフの確率があるかなと思っていました」という横峯だったが、思わぬ形で勝利の女神が微笑んだ。

 劇的な優勝劇に「うれしい半分、信じられないという感じ」としばらくは驚きを隠せなかった横峯だが、今季初優勝に「先週の茂木さんの優勝インタビューを見ていて、やっぱり優勝はいいものだなぁと思いました」と感慨深げ。約2~3週間前までは「思ったとおりに打っても左に行くので、なんでだろうと悩み、試合にも行きたくなかった」とスランプに陥っていたが、見事に復活優勝を飾った。これで次週の『サントリーレディスオープン』までの賞金ランキング上位に与えられる全英女子オープンへの出場権も近づいた。「絶好調を100%とすると、今日は98%。残り2%はパターですね。(全英が近づいて)考えられる立場になったので、これから考えたいです」と海外メジャーも視野に入れ、さらなる活躍が期待できそうだ。

北田瑠衣 (2位タイ:-9)
「前半、良し!って思ったんですけどね。今日はちょっとグリーンが重くなってたかなと。あと、一転がり、二転がりで入ったのにというのがあって、もったいなかったですね。でも、結果的にベスト5に入ったので上出来です。(来週は)4日間上位でプレーできるよう頑張ります」。

大城さつき (2位タイ:-9)
「悔しいの一言です。最後18番の2打目は残り135ヤードで8番アイアンでした。キャディさんと話していて、キャディさんは9番アイアンでいけると言っていたんですが、最後だし攻めていきたいと思って私が8番アイアンでいくと決めました。最後までピンを狙っていきたかったので…。悔しいけれど、(上原)彩子姉や、(諸見里)しのぶ姉から、良いプレーをしたのだから、また次があるよと言われたので、また頑張ります」。

有村智恵 (7位タイ:-7)
「前半チャンスにつけたのですが、ことごとく外してしまいました。それでも、調子がいいときのゴルフに戻ってきたなというはあって、2年前の優勝した時の自分に戻ってきたと思います。(来週は)自分の中で調子も上がってきたなっていうのもありますし、焦らず、自分の出来ることをしっかりやってマイペースでいきたいと思います。あとはパッティングを練習して、噛み合えば優勝できると思います」。

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