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2011.11.27

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日

全美貞が初日から首位を守り続け、涙の公式戦初優勝

 2011年度LPGAツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(賞金総額1億円、優勝賞金2,500万円)の最終日が宮崎県宮崎市の宮崎カントリークラブ(6,482Yards/Par72)で行われた。

天候:曇り、気温:18.6℃、風速:1.2m。曇り空のなか行われた最終日。2位と3打差の単独首位でスタートした全美貞(ジョンミジョン・韓国)は、この日71とスコアをまとめ、通算8アンダー。初日から首位を守り続ける完全優勝で、涙の公式戦初タイトルを手にした。2打差の2位に宋ボベ(ソンボベ・韓国)。4打差の3位タイには表純子、李知姫(イチヒ・韓国)、アンソンジュ(韓国)が入った。

 単独首位の重圧からか、序盤はショットに安定さを欠いた全。それでも今週好調のパッティングで次々とピンチを凌ぐと、徐々にショットが安定。同組の宋ボベと激しい優勝争いを繰り広げ、1打リードで17番パー5を迎えた。この17番、そして最終18番ホールは、2008年に勝利を目前にしながらもボギー、ダブルボギーと3つスコアを落として勝利をものにできなかった因縁のホール。3年前とほぼ同じ状況となった全だったが「一度やってしまったから、二度同じ事をすることは絶対ダメだと思い、自分に負けないようにやりました」と17番では残り83ヤードの2打目を、2mにつけてバーディー。最終18番でも2オンに成功してパーをセーブ。ついに念願の公式戦初制覇を果たした。「2008年はすごく嫌な思いをこのコースやや他のコースでもしてしまって、今日も同じようなショットが出たら、ゴルフを絶対やらないという位の気持ちでやりました。今年はショットを改良して自信がついたのもそうですし、メンタル面もトレーニングして、プラスになったと思います」と懸命の努力で再びやってきた試練を克服した全。「今シーズンは良いショットが打てても、パッティングがあまりにも悪くて、運と縁が無いと思っていました。でも今週はパットを打つ時にカップに入る入らない関係なく、自分の打ちたい所に打てたのが最後まで出来て、自分の芯の強さが強くなったと感じましたし、来年に向けて良かったなと思います」とツアー通算17勝の中でも今回の勝利は格別。「今後は永久シード(国内ツアー30勝以上)を目指して頑張りたいです」と大きな目標に向け、今後も芯の強いプレーで勝利を引き寄せる。


宋ボベ(2位:通算-6)
「前半はチャンスが結構ありましたけど、本当にパターが入らなくて…。ショットは悪くなかったけど、チャンスで決めることが出来ませんでした。今年は2位だけで3回くらいあったと思いますけど、来年はもうちょっと頑張って、優勝できるようにトレーニングを積んでいきたいと思います」。

表純子(3位タイ:通算-4)
「最後のラウンドで上りが良かったので、良かったですね。今シーズンの成績には自分自身納得しています。この5年くらいで一番良かったです。まだまだ若い人には負けませんよ」。

不動裕理(6位タイ:通算-3)
「3パットを2回やってしまいました。チャンスもありましたけど、決めきれなかったですね。今シーズン、無事に終わったので良かったです。ここにも来ることが出来ましたし、優勝も出来たので。来年は20試合弱くらいに出場する予定です」。

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