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2019.7.27

会心の16番 青木瀬令奈、思考で一変

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

センチュリー21レディスゴルフトーナメント 石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)第2日

 青みがかった瞳の奥には、苦悩が隠されていた。しかし、最も難度が高い、パー3の16番で青木瀬令奈は、あわやホールインワンというスーパーショットを披露。

 「ショットの調子が、ここまでいまひとつでした」いう。何しろ、アドレスでボールの位置がしっくりこないのだ。「コーチからは、左へボールを置きすぎているといわれてから、ずっと試行錯誤の連続。ここまで、シーズンを通してそんな状態でした」。さらに、「いろいろなことを考えすぎない。マネジメントを徹底して、実践すればいい。本当は、ショットでバーディーをとりたいけど、そうはいきません。となれば、しっかりと脳をフル回転させて、チャンスをたくさんつくる」と気分を奮い立たせたのだ。

 強い覚悟が6Uへ宿り、会心の1打を放った。精神力の強さをかいまみせている。自身を分析すると今シーズン、ひとつの傾向が顕著に表れていることも話してくれた。全試合へ出場しているが、トップ10フィニッシュは、わずかに1回。

 ところが、第1日のトップ10は今大会を含め、9回ある。「だから、今回は、毎日が第1日の気分でプレーした」。もちろん、最終日もそのスタイルを変化させるつもりはない。「万全ではないけど、少しでも上位を目指す」。ひたむきな姿勢は、親切な取材対応も同様だ。ちなみに、3年ほど前からネイビーブルーのカラーコンタクトを愛用中。瞳をのぞき込むと、吸い込まれそうな深い青だった。                   

(メディア管理部・中山 亜子)

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