1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. アース・モンダミンカップ 最終日

2012.6.24

アース・モンダミンカップ 最終日

服部真夕が最終ホールのイーグルで大逆転優勝!

 2012年度LPGAツアー第16戦『アース・モンダミンカップ』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)の最終日が、千葉県袖ケ浦市のカメリアヒルズカントリークラブ(6,475Yards/Par72)で行われた。

 天候:曇り、気温:24.4℃、風速:3m。穏やかな風が吹く絶好のコンディションで行われた最終日。優勝争いは大混戦となるなか、首位と1打差で迎えた最終18番ホールでイーグルを奪った服部真夕が、大逆転で今季初優勝を飾った。1打差の2位タイには横峯さくら。横峯はプロ入りから7年297日の史上最短で生涯獲得賞金8億円を突破した。同じく2位タイには有村智恵が入った。

 服部の前回の優勝は昨年の9月。その後、何度も優勝争いを繰り広げながらも勝利を手にすることは出来なかったが、前回の優勝から7度目の最終日・最終組で、待ちに待った瞬間が訪れた。この日は服部と同じ首位タイでスタートしたアンソンジュと1組前を回る有村智恵が前半から順調にスコアを伸ばす。服部も前半は2バーディーとまずまずだったが、折返しの10番、そして14番と痛恨のボギーを喫し、優勝が大きく遠のいた。しかし首位争いをするアンと有村のスコアが伸び悩むと、服部が17番で8メートルのバーディーを奪い、首位の2人と1打差。最終ホールに望みをつなぐ。そして迎えた最終18番パー5、「風はアゲインストでしたけど、行くしか無いと思いました」と果敢に2オンに挑戦。234ヤードのセカンドショットを、5番ウッドでピン横7mにつけ、大逆転のチャンスを手に入れた。迎えたイーグルパットは下りのスライスライン。「3パットの事とかは全く考えてなくて、狙ったところに打てました」というボールは見事にカップに吸い込まれ、土壇場で首位を逆転。「あんな風に綺麗に決まってくれると思ってなかったので、嬉しすぎてガッツポーズが出ちゃいました」と歓喜の今季初優勝。

 「(最終日に崩れる場面が多く)最終日伸ばせないと周りに思われていたと思うし、本当に苦しい思い、辛い思いをしました。でも(師匠の)岡本さんに『最終日は伸び伸びやって来なさい』と昨日電話で言われて、自信を持って今日やりました。みんなトッププレーヤーなので、その中で競り勝てたのは嬉しいですし、また一歩次のステージに上がれたんじゃないかと思います」とさらなる飛躍を誓った服部。『記録に残り、記憶に残り、歴史に残る試合にしたい』という初開催の『アース・モンダミンカップ』は、文字通り人々の記憶に残る、劇的な幕切れとなった。

横峯さくら (2位タイ:-14)
「(17、18番の連続バーディーは)遅いなというのが正直なところです。途中苦しかったけど、後半ショットの調子が良くなって、チャンスは同じくらいあったので、それを決めきれなくて…。それが悔しいですね。(ゴルフは最後まで何が起きるかわからない?)本当にそうですよね。アンさんが前半バーディーを取って離されましたが、後半並んだし、それがゴルフの面白さ、怖さだなと改めて思いました。優勝できるショットの精度だと思うので、次はという感じで頑張ります」。

有村智恵 (2位タイ:-14)
「14番に入ってから、1つ、2つバーディーを取らないと確定しないと思っていたら、体が緊張して動いてくれなくて…。最後もサードショット、バーディートライもミスだったので、反省して緊張した場面でもしっかり動くように練習したいです。15番のボードを見るまでは状況を知らずにやっていたので、18番もボードを気にせずやろうと思っていましたが、ギャラリーの方がザワザワしていたので、取らなきゃとは思いましたが…。悔しいですね。もう少しだと思うので、しっかり練習して、来週勝てるようにしたいです」。

アンソンジュ (4位:-13)
「前半9番はバーディーで終わって、良い感じで後半プレーしましたが、集中ができませんでした。残念でしたが、もっともっと練習して、また来週頑張ります。(服部さんの最後のイーグルパットは入りそうだった?)アドレスに入ったとき、“入った”と思いました」。

木戸愛 (6位タイ:-10)
「前半は良い感じだったんですが…。悔しいですけど、この経験が次に活きると思って、前を向いてまた来週頑張ります。まだ、気持ちの整理ができていないけど、後半ボギーが2つあってのノーバーディーは反省するところがあるので、ゆっくり反省します」。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索