ＮＥＣ軽井沢７２ゴルフトーナメント　1日目

混戦のなか、表、日下部、ジャンの3選手が首位に

　2012年度LPGAツアー第21戦『ＮＥＣ軽井沢７２ゴルフトーナメント』（賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円）の大会初日が、長野県の軽井沢72ゴルフ 北コース（6,525Yards／Par72）で開催された。

　天候：晴れ、気温：27.0℃、風速：2.1m。心地良い風が吹く絶好のコンディションで行われた初日。首位と1打差に12名がつける混戦のなか、4アンダーで表純子、日下部智子、ジャンウンビ（韓国）の3選手が首位に立った。1打差の4位タイには、不動裕理、有村智恵ら9選手が続いている。

　シード選手の中では3番目の年長者である表純子が、真夏の軽井沢で気を吐いた。2番パー5で、ピン30cmにつけてバーディーを奪うものの、6番パー4では7mのパーパットを残すピンチ。それでも「今週からパターを変えて、転がりが良くなったので」とこのパットを決めてピンチを凌ぐと、8番では6m、9番では7m、10番では5mのバーディーパットを決めて、流れを掴んだ。

　2週前のオープンウィークでは地元広島に戻り、師匠の岡本綾子とともに合宿。「師匠にショットを色々と直して頂きました。アドレスでハンドダウンしすぎていたのを上げるようにして、曲がりが少なくなりました」とショット面でも確かな手応えを掴んだ。同じ岡本門下には服部真夕、森田理香子、青山加織といった選手が揃うが「私も妹弟子たちに負けないように頑張ります！」とまだまだ若手選手には負けてはいられない。

日下部智子 （1位タイ：-4）
「（手応えは）正直あまりないんですけど、久々にこんなにパットが入って。握り方をクロスハンドから重ねるようにして。（握り方を変えてから）2週間目ぐらいですかね。クロスハンドから変えて肩の（動きが）スムーズになりました。（いいスタートですが？）とりあえず予選落ちが続いているので、予選を通過して、最終日に繋げたいですね」。

ジャンウンビ （1位タイ：-4）
「今日は我慢のプレーが続きました。チャンスがくるのを待ちながらプレーしました。48度のウェッジやＰＷの調子が良かったです。それが寄ってくれました。このコースはコースコンディションも良くて気持よくプレーができました。1番の長いホールから始まって、短いホールになっていくので、明日からも今日みたいに後半で伸ばせていけたらと思います」。

不動裕理（4位タイ：-3）
「（ショットの調子は）ちょっとブレていますが、なんとか収まっている感じですね。手応えはありましたけど、ショットはそこそこでグリーンを狙えるところになんとかありましたが、パッティングの感触が良くなくて、耐えてやっている感じはあります。最近順位で良い所で回っているので、周りの人の良いプレーにつられて私も良いです。周りが良いプレーをしていると緊張感もありますし、それが良い方向にいっていると思います」。

天沼知恵子（4位タイ：-3）
「最後は残念でした。15番くらいから意識した訳ではないんですが、崩れるようなゴルフで尻つぼみになってしまったので…。今の反省点だと思います。試合も1年出てなかったですし、スタンレーから出て、これが4戦目で、徐々に戻ってはきてはいますが、出場している選手の中で一番練習ができてないと思います。その中でも考えて、今出来る事をやって、こういうふうに成績が出せたのは自信になりました。（復帰してから）もちろんシード権をとるつもりだし、優勝も目指して試合に出ているので、練習量は少ないですが、結果が出たら面白いなと思ってやっています」。

有村智恵（4位タイ：-3）
「ショットの調子も良くなってきているのと、その中で、軽井沢の気候と芝質がちょっとの距離感や回転だったり、しっかり決めて打たないとコントロールが出来ないので、そことの戦いでしたね。今日のコンディション、グリーンも止まりやすくて、正直もっとビッグスコアが出ている感触はあったので、もう少しいきたかったかなと思います。ショートパットを外すとアプローチとか難しくなってしまうので、自分でゴルフを難しくしないように明日はやっていきたいです」。

金田久美子（4位タイ：-3）
「（18番は残念でしたが？）ティーショットを左に引っ掛けて、木が邪魔でバンカーに入れるしかなくて…。ドライバーがフェアウェイキープを2つぐらいしかなくて、その中でもアンダーで回れたのは良かったです。（ドライバーが悪くてもスコアが良かったのは？）パターが良かったですね。朝の練習からドライバー、アイアンは悪くて、1番から2～3メートルのパーパットで、それが入って上手く乗り切れたから、そこから流れが良くなったのかと思います」。