ゴルフ５レディス プロゴルフトーナメント　最終日

アンソンジュが2週連続優勝達成

　2012年度LPGAツアー第24戦『ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント』（賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円）の大会最終日が、岐阜県瑞浪市のみずなみカントリー倶楽部（6,537Yards／Par72）で行われた。

　天候：曇り、気温：30.4℃、風速：1.5m。穏やかな曇り空のなか行われた最終日。大混戦となった優勝争いは最終ホールまでもつれたが、セカンドショットをピン横30cmにつけるスーパーショットでバーディーを奪ったアンソンジュ（韓国）が混戦を抜け出し、先週の『ニトリレディスゴルフトーナメント』に続く2週連続優勝を達成した。1打差の2位には李知姫（イチヒ・韓国）、2打差の3位タイには有村智恵と森田理香子が入った。

　出だしの5ホールで4バーディーを奪い、序盤から試合の主導権を握ったアン。その後はバーディーを奪い合う展開のなか、終盤の14番、17番で痛恨のボギー。それでも李知姫と首位で並んで迎えた18番ホールでは、残り100ヤードのセカンドショットをピン横30cmにつけ、勝負を決めた。「誕生日の週に優勝という良いプレゼントもらって、ほんとうに嬉しいです。18番のセカンドショットはミスでしたけど、ちゃんと当たったらピンオーバーしていたので、ちょっとラッキーでした」と照れながら振り返った。メジャー大会前週となる今回は「ショットの感覚が先週からよくて、その感覚を忘れないようにと思ってプレーしていました」と試合に臨んだアン。「今週もショットは良かったし、来週（メジャー）も楽しみ。深いラフには不安あるけど、自信持ってやりたいです。3週連続優勝はしたいですけど、メジャーは凄い選手がいっぱい来るし、頑張った結果、優勝できればいいです」と自身初の3週連続優勝に意欲的。賞金ランキングでも首位を独走している全美貞とは、約1,000万円差となった。「今年は賞金女王のことは全然考えてなかったです。差も離れていたし、考えてなかったけど、もう少し頑張って出来れば」と3年連続女王へ向けても一歩前進した今回の勝利。「この後はすぐに次週の会場のホテルに行って、明日から練習ラウンドを18ホールします」と視線の先は早くも次に向いていた。

李知姫 （2位：-14）
「（惜しかった？）ショットが良かったんですけど、一打差で優勝できなかったのは、チャンスでバーディーパットを決めきれなかったのが原因だと思います。ちょっと足りなかったですね。（賞金女王は？）7月、8月は調子があまり良くなかったけど、まだメジャーも残っていますし、チャンスはあると思っています。これから頑張ります」。

有村智恵 （3位タイ：-13）
「出だしの5ホールが入らなくて、やっぱりチャンスを掴めなかったなという感じです。もう少し流れよくプレーができたら良かったけど…。バーディー数も少ないし、今日の内容じゃダメだろうと思いました。やっぱり悔しいです。14（アンダー）は最低でもというのは頭にあって、15でギリギリかなと思っていました。どうしてもあと、1つは取りたかったです。今週反省して、来週までに良い方向にもっていけるようにしたいです」。

森田理香子 （3位タイ：-13）
「（悔しかった？）後半、伸ばせませんでしたからね。前半もショットは曲がっていましたが、ピタっとついてくれていました。後半もそこまで悪くなかったんですが、チャンスをと取れませんでした。（2週連続最終日65ストローク？）岡本（綾子）さんから優勝するには日曜日伸ばさないとダメと言われているので、そこについては良かったです。（来週のメジャーは？）知らないコースなので、わかりませんが、4日間競技だし、難しいと思います。頭を使って攻めないといけないし、守るところは守って、冷静にやっていきたいと思います」。

馬場ゆかり （5位タイ：-12）
「あと、もう1コ、2コはいきたかったですね。あと一声って感じですね。自分ではここまで追いついているとは思わなかったけど、今日は自分でもいいゴルフができたと思います。ここ最近ベスト10までこられていなかったので、ちょっと殻をぬけだしたかなと思います。（手応えのあったラウンド？）まだまだショットもパットも磨いていかなきゃいけないので、日々練習ですね」。

木戸愛 （9位タイ：-10）
「今日は全体的に噛み合わなかったですね。3日間トータルして良かったことの方が大きいです。あとは、課題のチップと実力をつけて、またこの位置でプレーしたいです。次は前半からプレーの流れをつくれる選手になりたいです。（有村選手と同組でプレーをして？）智恵先輩はすごい集中力でした。あと、プレー中でもオンオフが上手だと思いました。今回は取り入れる隙がなかったんですけど…」。