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2019.9.15

畑岡奈紗 独走Vでアジアナンバーワン

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGA公式競技『第52回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』(賞金総額2億円・優勝賞金3,600万円)大会最終日が9月15日、兵庫県三木市・チェリーヒルズゴルフクラブで行われ、畑岡奈紗が通算18アンダーでアジアナンバーワンに輝いた。勢いをそのままに、3日間連続の67をマーク。2位タイの大西葵、フォンシャンシャンに8ストローク差をつける圧勝だった。渋野日向子は通算1アンダー、33位タイ。(天候:晴れ 気温:30.4℃ 風速:2.3m/s)

 ワールドクラスの強さを見せつけた。畑岡奈紗が2位に8打差をつける圧勝で、新境地を引き出す。パー4の15番、70ヤードの第2打を58度で直接、カップへ放り込むダンクショットのおまけつきだった。鮮やかなイーグルで、勝利をほぼ手中に。「ビックリした。ダイレクトインは初めてだと思う」と、優勝を決めたかのように、両手を大きく広げて喜んだ。 

 この日も序盤から好調をキープ。連続バーディー発進で後続にも、つけ入るすきを与えない。最終ホールも存分に勝者のテクニックをアピールする。「きょうの風から考えて、2オンは厳しい。だから3打目の勝負。バーディーをとれないわけじゃない。一番、自信のあるクラブに賭けた」という。残り119ヤードはPWで。80センチにつけ、きっちりとバーディーで締めた。

 「最後まで、ドキドキしたくない。どんなに差が開いていても、攻めることを心掛けている。今回はショットの調子が良かったので、守りに入らず、4日間60台のスコアを出せました」。サラリといってのけている。とはいえ、何度も口にした目標スコアには及ばなかったことが残念そうだ。

 「岡本(綾子)さんが20アンダーで設定したということを、チラッとうかがった。そこを目指さないといけない。(朴)仁妃さんも(フォン)シャンシャンさんも出場している。絶対、上位へ来るだろうなぁと思っていたからです」と説明を加えた。

 記録ラッシュの今大会。公式戦制覇は2017年の日本女子オープン以来だが、史上最年少の公式競技3勝目に加え、申ジエが持つ大会レコード、16アンダーを更新。LPGAツアー出場17試合目で生涯通算獲得賞金が、1億円を突破した。日本人選手では、史上最速である。「最年少ということは知らなかった。今回は、日本一を決める試合といっても過言ではない。これだけの、たくさんいい選手がいるなかで勝てたことが、すごくうれしい」と胸を張ってみせた。

 すでに、2週後のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント、翌週の日本女子オープンへの出場を決めている。「今回の優勝が自信になった。次はスポンサーさんの試合。他のメーカーの選手が勝つより、盛り上がるのかなと思う」と意欲的だ。黄金世代の切磋琢磨は、畑岡にもいい影響を与えた。ゴルフの秋を黄金色に染めてしまうのか。

(メディア管理部・森谷 清)

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