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2012.9.16

マンシングウェアレディース東海クラシック 最終日

永井奈都が5打差を逆転し、悲願のツアー初優勝

 2012年度LPGAツアー第26戦『マンシングウェアレディース東海クラシック』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の最終日が、愛知県知多郡の新南愛知カントリークラブ・美浜コース(6,402Yards,Par72)にて開催された。

 天候:晴れ、気温:28.4℃、風速:5.1m。晴天にめぐまれた大会最終日。トップと5打差からスタートした永井奈都が7バーディー・1ボギーの猛チャージでスコアを通算12アンダーまで伸ばし、首位を逆転。プロ11年目にして悲願のツアー初優勝を飾った。10アンダーの2位タイには佐伯三貴とイボミ(韓国)が並んだ。首位からスタートした全美貞(ジョンミジョン・韓国)は終盤でスコアを落とし9アンダーの4位に終わった。

 この日はトップ5入りを目標にラウンドしたという永井だが、足踏み状態の上位勢をよそに次々とバーディーを積み重ね、17番でこの日7つ目のバーディーを沈めると単独首位に浮上。1打差のリードを保ったまま先にホールアウトした。「そんな簡単に勝たせてくれるわけがないし、美貞さんにバーディーバーディーで抜かれるだろうなと思ってたけど、もしかしたらプレーオフはあるかなと思って」練習グリーンで準備をしながら後続の上がりを待ったが、1打差で最終ホールを向かえた全美貞がまさかのダブルボギー。仲間のプロから状況を聞いて自身の初優勝を知る形となった。

 2002年に2回目の受験でプロテストに合格し、これまで11年のキャリアでツアーでは5位タイが自己ベスト。「初優勝まで長かったとは思わないですね。自分でも優勝できるんだという気持ちのほうが大きいです。今年で31歳になるんですけど、毎年若い選手が増えて、まわりのレベルもどんどん上がってくるし、もう少し飛距離があったらまだいけるかなと思うんですけど、自分がどんなに頑張っても届かなくなるのかなと…。本当はもっとガツガツしないといけないんでしょうけど、自分には無理じゃないかなと(笑)」と語る。それだけに、念願の初優勝に感慨もひとしおかと思いきや、「涙はぜーんぜん出なかったですね(笑)。それよりもうビックリしてしまって、嬉しいのとビックリしたのと、自分のことじゃないみたい感じがして、あんまりまだ実感がないです」と、やわらかい京都弁で語った感想は実にあっけらかんとしたものだった。

 飛距離の不足をアプローチとパターで補う“拾って耐えるゴルフ”が身上。一時期は「苦手なクラブを減らそうと思って」あらゆるクラブを打てるように練習に取り組んだが、親交のある藤村政代プロから「苦手の克服もいいけれど、良い所を伸ばした方がいい」とアドバイスされ、「急に飛ばし屋になんてなれないんだから、やっぱりアプローチとパターを磨こう」と自分のスタイルを見つめ直した。試合に出られなかった時期には「どうせ暇なんだったら一般論も勉強して、人からアドバイスを求められた時に分かる言葉で伝えられるようにしておくといい」という藤村プロの勧めでティーチングプロの資格も取得。「おかげで何かわからなくなった時に戻れる場所がある。勉強しておいて良かったと思います」と、そのときに学んだことが自身のゴルフの下支えにもなっているという。

 この優勝により来季のシード権はもとより、自身初となる11月の最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』の出場権も手に入れた。「リコーカップに行けるなんて、自分の舞台ではないと思ってました」と目を輝かせた永井。長年かけて磨き上げた小技を武器に、シーズン終盤の戦いを盛り上げてもらいたい。


佐伯三貴 (2位タイ:-10)
「今日は最終組で全さんと回って、彼女がスコアを伸ばせないでいるので、なんでだろうと思ってました。硬かったかなぁ…前半。コースマネジメントがいつもの全さんと違って、守ってるように見えました。そのうちに永井さんが上がってきて(バーディーを)取らないといけない展開になって、自分は取れるところを取って宣言どおりに2位狙いができたのでヨシ!です(笑)。来週のミヤギテレビ杯は(母校の東北福祉大がある)半分地元ですから、いろんな人にいいプレーを見てもらいたい。28歳の誕生日も迎えるので、自分でも祝えるように頑張ります!」

イボミ (2位タイ:-10)
「優勝できなかったのは残念ですけど、今週はショットもパットもあまりいい感じではなかったので、このスコアと順位で終えることができて満足しています。もっともっと自分のゴルフを良くしていけば、またチャンスはあると思うので頑張ります」。

全美貞 (4位:-9)
「…ノーコメントでお願いします。ショットもパットも大丈夫、私は大丈夫です」。

有村智恵 (5位:-8)
「上がりが良かったので帳消しですけど、今日はすべてが上手くいかなかった。最終日、追いかける立場として追いつけるゴルフが出来るほどの力が無かったです。少しでも休んで来週に備えたいです。(優勝した永井さんは)自分のスタイルを持った方で、飛距離が出ない分を他の部分で補っているところがすごい。ゴルフのやり方はひとつじゃないというところ、勇気やいろんな可能性を教えてくれたと思います」。

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