トップ10がノルマ　河本結、感性の勝負

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント　利府ゴルフ倶楽部（宮城県）

　河本結が今大会のポイントを、「トップ10」と話した。というのは、「日本女子オープンで勝ちたい。だから、今回できっちりと成績を残さなければダメ」と、自身へ課しているという。振り返れば、黄金世代で5人目のLPGAツアー優勝者。シーズン序盤は、渋野日向子に大きく差をつけていたのだ。

　「最近、あまり調子が良くない。特にパッティングです。CAT Ladies第2日は、36パット。ショックでした」と歯切れが悪い。そんな時は、原点回帰。日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯では、初Vのパターを使用し、クロスハンドグリップにチェンジして4位タイへ食い込む。

　当然、今回もパッティングがカギになるだろう。加えて、「コースの仕上がりが素晴らしい。特にグリーンがカタく、速い。すごく難しい」となれば、あとは感性の勝負だ。持ち味はツアートップクラスの爆発力。イーグルランキング1位、バーディー数282と実績が示している。実弟の力さんは、アマチュアながらこの日、パナソニックオープンで34位タイの好スタートを切った。

　姉とプロという、2つの面目を保つためには、仙台から奮闘の便りを届けなければならない。

(メディア管理部・宮崎　善秀)