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2019.10.4

渋野日向子 チャッチャの翌日は『イライラ』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

日本女子オープンゴルフ選手権 COCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジゴルフコース QUEENコース(三重県)第2日

 後半に強い-渋野日向子、最大の特性だ。しかし、この日の終盤の3連続バーディー奪取は慰めの言葉にならなかった。「パッティングが決まらない。イライラする」。25→33とパット数で8ストロークも違う。70で第2日を終え、通算7アンダーとしたものの、もっともっと、スコアを伸ばせたという手応えがあったからだろう。

 10番からスタートし、幸先よく「バーディーが獲れ、いいスタートが切れた」。勢いに乗ったはずだが、11番では第2打がグリーン奥のバンカーへ。3メートルのパーパットをはずしてボギーを打つと、「イライラ」が始まったそうだ。

 ただし、前日に続きショットは好調だ。首位とは5打差でも、「まだ2日、36ホール残っているので、射程圏内かなぁと思います」と気合を込める。そして、「しっかり攻める」の決め台詞も忘れない。

 振り返ってみると、強風な意外な災いを運んできたのだ。「部屋の外にぶら下がっている虫除けが、風で窓へガンガン当たり、それで起こされた。午前3時…。体力的には大丈夫。万全の状態でしたけどね」と笑いながら話していたが、勝負は目覚めの時からスタートする。ちょっと気になる材料だったろう。

 そうはいっても、予選ラウンドの2日間、貴重な経験を積むことができた。畑岡奈紗、ユソヨンとのラウンドを、「レベルの差を感じた」と控えめに語った。とはいえ、「アメリカでプレーしているような気分になった。全英女子オープンに勝った直後と比べ、米ツアーに興味があります。海外で自分をもっと強くしたい。いろいろな環境も体験したいとか、考えるようになった」と、微妙な心境の変化を言葉にする。

 さらに、今大会でヤル気の炎が燃えたぎった。「親友が頑張っている。やべーな。やべーな、と思って…。大里桃子の名前がスコアボードにあると、自分も頑張ろうとなります。2サムでプレーしたら、きっとおもしろいけど、(第3日は)ダメでした」。有言実行が身上である。ムービングデーの猛烈チャージ、期待しよう。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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