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2019.10.24

首位タイ発進の稲見萌寧 パッティングがスゴい

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第34戦『NOBUTA GROUP マスターズGCレディース』(賞金総額2億円、優勝賞金3,600万円)が10月24日、兵庫県三木市・マスターズゴルフ倶楽部(6,510ヤード/パー72)で開幕した。首位は5アンダーのキムハヌル、稲見萌寧。4アンダーの2位タイにディフェンディングチャンピオンのアンソンジュ、イボミら4人が続く。渋野日向子は1オーバー、49位タイ。(天候:雨 気温:19.1℃ 風速:2.1m/s)

 複雑よりもシンプルがいい。稲見萌寧が好調を持続する秘けつを語った。11番を例にあげ、残り12ヤードの第3打に心情が集約されている。カップのど真ん中から、実に見事なチップインバーディー。「あまり難しく考えない。ひとつのラインだけ脳裏に刻み、カップへ寄ればいいという感覚です。うまくいきました。流れをつかめたと思います」と話していた。

 そして、大向こうをうならしたのは、この日、難度が最も高い17番だろう。カラーから約10メートルをパターで、バーディーを決めている。堂々の首位タイ発進だ。「ショットはそこそこの状態です。パッティングが良かった」。従来からショット練習に時間を割いていた。パッティングはごく短時間がルーティンだ。ところが、安定して好スコアをうみだすのは、やはりパッティングがキーポイント。パット・イズ・マネーを実感し、秋のシーズンを迎え、パッティングの練習時間にもウエートを置くようにした。

 前週も第1日、首位発進。結果は2位タイでも、「最終日の後半、しっかりスコアを伸ばすことができた」と手応えをつかんだ。

 音楽鑑賞が趣味。お気に入りは、當山みれいだ。熱唱がハートをとらえてはなさない。しかし、試合会場では一切、聞くことはない。「試合中、音楽は聴きませんから」。ごもっともな理由だ。続けて、「イヤホンをつけている時、話しかけられても気がつかないでしょう。コーチやキャディさんに、失礼だと思います」。礼節をしっかりと-ゴルフは淑女のスポーツである。

(メディア管理部・中山 亜子)

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