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2019.11.3

鈴木愛、今季5勝目 タイトルへ再挑戦

<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images>

 LPGAツアー第35戦『樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円) 大会最終日が11月3日、埼玉県飯能市・武蔵丘ゴルフコース(6,585ヤード/パー72)で行われ、単独首位から出た、鈴木愛が通算14アンダーで、逃げ切り、今季5勝目をあげた。2位は通算13アンダーの申ジエ、3位は通算12アンダーの小祝さくら。(天候:曇り時々晴れ 気温:16.7℃ 風速:2.0m/s)

 有言実行の勝利。女王のプライドを賭け、鈴木愛は優勝だけを狙った。「6アンダーでプレーすれば勝てる。相手は関係ない。いいプレーをしたい。まわりのことは気にしなかった」と話した。猛チャージの申ジエを1打差で、振り切り今季5勝目。

 パー5の16番。申は、先に第3打を50センチにつける。第3打の残りは82ヤード。54度で4メートルのバーディーパットが残った。「ここが勝負どころ。少しだけ時間をかけた。距離はあっても、ラインがいい。申さんより先に、バーディーを決められたのは大きかった」という。ターニングポイントだった。

 ツアー通算14勝。この日の笑顔には、苦悩が隠されていた。ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンから、左手痛で4試合を欠場。「故障でゴルフをするのがイヤになった。ゴルフと聞いただけでも、拒否反応が出た」と明かした。母・美江さんが実家へ帰省した2週間、ひとり暮らしで自分を見つめ直す。「すごく新鮮で、毎日が楽しい。料理に洗濯など、いいリフレッシュです」と話す。

 一方で、「いろいろな方と食事をして、お話を聞いていただいた。気持ちが楽になった。友人からは、愛さんが試合に出ないと、面白くない。そういわれてハッとした。その言葉がすごくうれしい。感謝いたします」と深々と頭を下げている。賞金額は4年連続で、1億円を突破した。

 賞金ランキングは3位へ浮上。賞金女王のタイトル獲得へも希望をつないだ。「逆転するのは、簡単な話ではない。あと1つか2つ勝たないと…。今回、勝てたことで自信を取り戻した。諦めない。最後まで」と自身へエールをおくった。百花繚乱。勝負は最後までわからない。

(メディア管理部・森谷 清)

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