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2013.5.5

サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント 最終日

"あぁ…、やっとここに帰ってくることが出来た"
横峯さくらが逆転で1年11ヶ月ぶりの勝利の美酒

千葉県市原市の鶴舞カントリー倶楽部で開催された、2013年度LPGAツアー第9戦『サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント』の最終日は、首位と2打差の2位タイからスタートした横峯さくらが、通算10アンダーで逆転優勝。2011年6月の『リゾートトラストレディス』以来、1年11ヶ月ぶりの勝利を収めた。(天候:晴れ、気温:21.2℃、風速:1.8m)


「あぁ…、やっとここに帰ってくることが出来た」。20センチのウイニングパットを決めた瞬間、それまで我慢していた熱いものが込みあげてきた横峯さくら

最終日は首位と2打差からのスタート。前半パーを重ねた横峯に対し、首位の全美貞は7番ホールでバーディーとし、その差は3打。それでも「ショットは良いので、我慢だなと思った」と10番でバーディーを奪い1打差とすると、13番では10メートルのバーディーパットを決めて、ついに単独首位に浮上。その後は「安全に攻めたつもりはないけど、結果的にそうなってしまった」と危なげないプレーで勝利の栄冠を掴んだ。


昨年はショットの不調から自身初の未勝利に終わり、「勝てる日が来るのかなと思っていました」と悩んだ。「でもそのおかげで自分の中ではショートゲームが上手くなったと思いますし、去年があったから、今ここに立てていると思います」。

心機一転で臨んだ今シーズンは、開幕戦から2位に入るなど、勝利まであと一歩に迫った。佐伯三貴が優勝した『KKT杯バンテリンレディス』では最終日最終組で共にプレー。「佐伯さんは17、18番でバーディー。自分で勝利を引き寄せているなと感じて、こういうプレーをしないと勝てないと、勉強になりました」と優勝への思いはさらに高まった。


「私自身、去年でゴルフに対する考え方が変わりました」。結婚して30歳で引退と語っていた人生設計にも、徐々に変化が生まれた。「去年はゴルフに対して、あまりちゃんと自分と向き合っていなかったです。試行錯誤しながらも、淡々と仕事をこなしているような感じ。今年はゴルフが楽しいというか、一日一日、自分と向き合って出来ています」。気持ちに余裕が生まれ、プレー中の笑顔も増えた。

「やっと優勝できたので、調子も良いですし、勝てる時になるべく1つでも勝ちたいです」。最後は自信に満ちた表情で語った横峯。復活の勝利は、まだ序章に過ぎない。


若林舞衣子 (2位タイ:-8)
「(最後のバーディーは)1メートルのストレートライン。昨日グリーンに乗った時とほとんど同じ場所だったので、ラインは分かってました。ショットの調子は3日間通じてよかったと思います。今日が一番良くなかったかも(笑)。来週はメジャーになるので、しっかり身体を休めて頑張りたいと思います」。

堀奈津佳 (2位タイ:-8)
「首位とはかなり差が開いてたので、ひとつでも上の順位を目指して頑張りました。3日間通してボギーが2つでしたし、ストレスなくラウンドすることが出来ました。パッティングも3日間安定していましたし、たくさん練習してよかったと思いました」。

櫻井有希 (2位タイ:-8)
「3日間アンダーで回れて、去年よりスコアも順位も良かったので、すごくよかったです。(ショットの状態は10点満点で何点?)7点くらいですね。アイアンはけっこう安定しているので、ドライバーがもっと安定してくればいいかなと思います」。

勝みなみ (27位タイ:+1) ※ベストアマチュア賞
「いつもはそんなに意識しないけど、今日はスタートするときに1打差に(同じアマチュアの)永井花奈ちゃんがいたので、力んでしまったところがありました。初日に全美貞選手と回らせてもらって、パッティングの粘りがスゴイと思いました。私にはそれが足りないと実感したし、とても勉強になりました」。

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