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2019.11.7

石川怜奈 渋野効果、葭葉効果で最終日へ

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

2019年度LPGA最終プロテスト 第3日 JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部

 首位スタートで緊張もマックス。2位タイで第3日を終えた、石川怜奈は、「緊張感から、途中で吐きそうなくらいでした。後半、ボギースタートでしたけど、耐えました」と話す。前半2バーディー、ノーボギーで折り返したが、後半は一転。2バーディー、3ボギーとスコアを落とした。

 「13番は、パーパットが2メートル。3パットをしそうでしたけど、ガッツパーで乗り切った」という。さらに、「(パッティングスタイルが)ジャストタッチ派でも、きょうはオーバーしていた」。アドレナリンがそうさせたのだろう。

 とはいえ、失敗は許されない。苦しい状況でも、冷静にコースマネージメントを行った。飛距離には自信をもっているが、安全第一。パー5の18番は2オン可能でも、「届くけど、グラスバンカーが気になった。(セカンドショットを)5Wで打ち、3打目で勝負です」。作戦が功を奏し、バーディーで締めくくる。

 渋野日向子の後輩で今回、話題を集めている。が、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯では、葭葉ルミのキャディーを務めた。その縁で前夜、SNSで連絡を。「きょう、7アンダーが出たから、守りに入ってもいいですか、と聞きました。そうしたら、『攻めるんだよ、ゴルフは』と一喝…」と、ほほえましいエピソードを打ち明けている。「あと1日。気を抜かず頑張ります」。人生をかけた1日へ、全力投球する。

(メディア管理部・鈴木 孝之)


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