日本女子オープンゴルフ選手権競技　開催！

　日本ゴルフ協会（JGA）主催のLPGAツアー公式戦『日本女子オープンゴルフ選手権競技』（賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,800万円）が10月3日（木）から6日（日）の4日間、神奈川県相模原市の相模原ゴルフクラブ 東コース（6,652ヤード／パー72）で開催される。

　また大会前日には、歴代優勝者によるチャンピオンズディナーが開催され、樋口久子、小林法子、日蔭温子、谷福美、小林浩美、岡本綾子、服部道子、塩谷育代、野呂奈津子、村井真由美、高又順、不動裕理、宮里藍、諸見里しのぶ、李知姫、宋ボベ、宮里美香、馬場ゆかり（優勝年度順）の計18名が出席した。

　注目は先週の『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン』で1年ぶりに国内ツアーに参戦し、2位タイとなった宮里藍。プロアマ日の火曜は雨の中でのラウンドとなったが「凄くシンプルなセッティングですね。先週のミヤギテレビ杯の前にも練習ラウンドをやっているけど、ここはフラットで真っ直ぐなホールが多いです。フェアウェイは狭く、少し曲げるとラフは深くて、逆に大きく曲げるとラフは浅い。シンプルで私は凄くいいなと思います」と感触を掴んだ。過去に日本女子オープンでは2005年に優勝。タフなセッティングで行われた先週の大会で上位に入ったことで、8年ぶりのナショナルオープンのタイトルは現実味を帯びてきた。

　予選ラウンドは、2010年のチャンピオンで同じくアメリカを主戦場とする宮里美香、そして今シーズン3勝を挙げている吉田弓美子との組み合わせ。「美香とは今年回っていないし、日本の試合で一緒に回ることが出来て嬉しいです。吉田さんとは初めてなので、楽しみ。いいペアリングだと思います」と相手にとって不足はない。「先週は先週で難しかったけど、今週はまた違う難しさ。距離もだいぶ伸びますし、先週はグリーン近くまでは運べたので寄せワンもできた。今週はその辺りで２打くらいは違うんじゃないかと思っています」と優勝スコアが5アンダーとなった先週より、さらにタフな展開を予想する。「フェアウェイにあれば距離は長くは感じないですけど、ミスしたときは長いので、今週はティーショットが重要になると思います」とコース攻略の鍵を挙げた。技術・体力・精神力ともに円熟期を迎えた彼女。ナショナルオープンで優勝し、先週の借りを倍返し！となるか。

　今大会には、その他にも現在メルセデス・ランキング、賞金ランキングの両部門でトップを走る森田理香子をはじめ、米女子ツアー参戦中の上原彩子、国内賞金ランキング上位の横峯さくら、吉田弓美子、佐伯三貴、堀奈津佳、比嘉真美子、全美貞などが出場。国内外のトッププロとトップアマが集うこの大舞台。激闘を制して優勝の栄誉を手にするのは、果たしてどの選手か。

横峯さくら
「ラフは深くないけど、雨が降ると沈んで見た目より食われるので、ティーショットでフェアウェイキープが大事ですね。全体的に難しいですけど、一日一日乗り切るしかないです。今日（水曜）の練習は18ホールの予定でしたけど、ハーフにしました。しっかり休んで明日に備えたいです。先週はショットが悪くて、それよりはいい感じです。この試合は勝ちたいという気持ちが強いですし、手応えも無いわけではないので、一日一日を大事にして、最終日に優勝争いにいたら、狙って行きたいです。優勝スコアは天候にもよりますけど、1アンダーか2アンダーならいい位置にいると思います」。

比嘉真美子
「今日はラフは水を含んでいてかなりキツかったですけど、乾いていても抜けづらいので、ラフには気をつけたいです。2勝目を挙げてからすごく打ってしまうことはなく、悪くても1オーバーか2オーバーなので、少しはレベルアップしているんじゃないかと思います。今回もスコアが出るようなコースではないので、毎日イーブンパーを目指して頑張りたいです。JGAさんにはナショナルチームの頃からお世話になっていて、海外の試合を経験させていただいたり、いろんな選手と交流できたのもJGAさんのおかげ。恩返しするにはこの試合で勝つことだと思うので、頑張りたいです」。

森田理香子
「女子オープンなのでやはり難しいですね。距離が長い分、ティーショットでフェアウェイに行かないと難しくなります。飛距離が出るのを生かしていければいいですけど、飛んでも曲がったら一緒なので、曲がらない人が有利ですね。女子オープンはアマチュア時代から出ている大会で誰もが欲しいタイトル。その時より技術も精神力も上達していると思うので、色々経験したことを出していけたらと思います」。

ギャラリー用駐車場はございません。
お車でのご来場はご遠慮頂き、公共交通機関をご利用ください。

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