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2013.10.4

日本女子オープンゴルフ選手権競技 2日目

“なかなかやりがいがある”
宮里美香が難コースを攻略し、単独首位に

 日本ゴルフ協会(JGA)主催のLPGAツアー公式戦『日本女子オープンゴルフ選手権競技』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,800万円)の2日目が、神奈川県相模原市の相模原ゴルフクラブ 東コース(6,652ヤード/パー72)で行われ、首位タイからスタートした宮里美香が、3バーディー・1ボギーの70とスコアを伸ばし、通算4アンダーで単独首位に立った。3打差の2位に大山志保、5打差の3位タイには不動裕理、横峯さくら、申ジエら7選手が続いている。(天候:曇り、気温:18.7℃、風速:4メートル)


 この日は初日より強くなった風に加え、難しいピンポジションにより、さらに難度が増した。単独首位に立った宮里美香は今日のピン位置を「なかなかやりがいのあるポジション」と評した。前半は風の計算が上手く出来ず、パーを拾う我慢のゴルフ。それでも「アメリカでコーチから色々教わって、それを試合でやらないと自信にはならない」と攻めの姿勢を崩さない。後半の3番・パー5ではピンまで残り160ヤードの3打目を80センチにつけてバーディーとすると「あのバーディーで調子が上がってきた」と続く4番でもバーディー。6番・パー4ではグリーン奥からのアプローチをねじ込んでチップインバーディーとし、通算4アンダー。攻めの姿勢が好結果に結びついた。


 2位と3打差の単独首位に「この位置より、自分のゴルフが出来ているので納得しています」と充実した表情。「本当に良く我慢出来ています。でもまだ折り返し。明日は天気が悪いみたいなので、そのなかでどういうゴルフが出来るか。明日はどんな位置にピンを振ってくるのかという楽しみもあるけど、自分の技術が上がっているのを試せるのもメジャー」。これからが本番と言わんばかりに、決勝ラウンドを見据えた余裕の笑顔を見せた。


 演歌界の大御所・五木ひろしを彷彿とさせる、こぶしが効いたガッツポーズが炸裂する。この日ベストスコアの69をマークして2位に浮上した大山志保だ。「上出来。ティーショットがかなり悪いですけど、それはいつものこと。それ以上に今日はパッティング。今日は久しぶりにグレーのラインがくっきりと見えました」と後半のバック9(OUT)は何と9パット。最近はバーディーが決まりだすと「気持ちが入りすぎてしまう」と空回りしてしまう場面もあったが、この日はロレックス世界ランキング元1位の申ジエのプレーぶりをみて「良くても悪くてもいつもニコニコしていて、勉強になりました」と冷静さを保ち、最終ホールもしっかりとバーディーフィニッシュ。「(2位は)ものすごくいい位置ですね。でもこの位置でも優勝を考えられるようなショットではないので、まずは自分の出来る事を精一杯やること」と、明日の3日目が正念場となりそうだ。


不動裕理 (3位タイ:+1)
「後半はアプローチとか頑張っていましたけど、短いパットを外したりして残念でした。後半ボギー2つはもったいないですけど、まだまだ上が見える位置なので、ゼロから頑張りたいです。明日は雨ですか?雨だったら、このスコアを崩さない事が一番です」。

横峯さくら (3位タイ:+1)
「前半はすごくもったいないゴルフをしてしまったかなと思います。後半に入って耐えるゴルフが出来たので、コンディションが悪いなか、頑張ったんじゃないかと思います。フェアウェイからのボギーはもったいないですけど、それも女子オープンならでは。残り2日、(首位は)遠いですけど明日終わってみてという感じですね」。

井芹美保子 (3位タイ:+1)
「出だしのダボはティーショットが木の根っこにくっついてしまって…。仕方ないですね。途中、2~3メートルのバーディーチャンスが5個ぐらいあったんですけど、入ったと思っても抜けてしまったり。今日は入らない割に耐えることが出来ましたから、明日は入ってくれると思います」。

野村敏京 (3位タイ:+1)
「難しいコース、難しいセッティング、さらに公式戦ということで終始緊張していました。そのなかでもショットが良かったので、何とかまとまったゴルフが出来ました。明日は雨で大変ですね。雨であれ風であれ、どんな天候であろうと天候に合わせられるゴルフをしたいですね」。

アマチュア 松原由美 (3位タイ:+1)
※日本女子オープン最年少予選通過記録更新 14歳224日

「自信は無かったけど、予選通過したかったので頑張りました。スタートホールでピンチでしたけど、パーでスタートすることが出来て、18番でも奇跡的にバーディーパットが入ってくれたりと流れが良かったです。ローアマチュアの事は頭の端にはありますけど、予選通過したので順位を見ずに思い切って自分のプレーをすることだと思います」。

佐伯三貴 (10位タイ:+2)
「悔しいですね。パーパットの1~2メートルがことごとく入らなくて…。まだ36ホールですから、明日は気持ちを切り替えて行きたいと思います。明日はいい風が吹くと思います!」

宮里藍  (39位タイ:+6)
「今日はピンポジションが難しかったですね。なかなかバーディーチャンスに付けられなかったですけど、内容はそこまで悪くなかったと思います。明日は自分のパッティングのリズム次第。これだけピンを振ってあると、自分のテンポをキープ出来ないとイメージ通りに転がってくれないので」。

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