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2014.6.1

リゾートトラストレディス 最終日

息を呑むフィナーレ テレサ・ルーのバーディー劇場堂々の完結

 2014年度LPGAツアー第13戦『リゾートトラストレディス』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の大会最終日が、兵庫県三木市の関西ゴルフ倶楽部(6,510ヤード/パー72)で開催された。

 強い日差しが照りつける真夏日の中、多くの選手がバーディーを量産した最終日。首位と1打差からスタートしたテレサ・ルー(台湾)が、トーナメントコースレコードタイとなる64をマーク。通算15アンダーまでスコアを伸ばし、今シーズン初優勝を飾った。通算10アンダーの2位には自身初のトップ10入りとなったイジミン(韓国)、9アンダーの3位タイには表純子、イボミ(韓国)、イナリ(韓国)の3名が入った。(天候:晴れ、気温:31.2℃、風速:1.0メートル)


 圧巻のバーディーラッシュのフィナーレは、話題を集めたホールインワン賞が懸けられた最後のショートホールの17番。 テレサ・ルーが7番アイアンで放ったティショットは吸い寄せられるようにカップに近づいていき、賞金800万円まで残り数センチの距離を残して止まった。

 「ティーからは見えなかったです。近づいてみたらあとちょっと。もう800万円~!って感じです」。大魚を逃した感想を屈託ない笑顔で語れるのは、ツアー2勝目という更に大きな大魚を手にしたからだろう。「チョー嬉しかったです」と勝利の美酒の感想を口にした。

 昨年悲願のツアー初優勝を挙げ、賞金ランキングは堂々の3位フィニッシュ。充実のシーズンを送った彼女だったが、今季はここまで思うような成績が残せていなかった。「去年すごく良かったので、今年頑張りたい気持ちが焦りになりました」。

 スポーツ選手に焦りはもちろん禁物。ついには2試合連続予選落ちという非常事態に陥ってしまった。考えた彼女が取った作戦は「気分を変えること」。パターを全く新しいタイプのものに変え、今試合に挑むと「イメージが出て、ラインが良く見えるようになった」とこれが大当たり。バーディーを量産し、ついには「大会前は全く予想してなかった」という最高の結果で、3日間の戦いを締めくくった。

 プレー中の精悍な顔つきからは想像できないぐらい、普段は笑顔が絶えない彼女。終始笑顔が止まらなかった優勝インタビューの最後に次の目標について問われると、「また優勝したいです」。太陽のような笑顔で応えた。


イ ジミン (2位:-10)
「(自身過去最高の単独2位フィニッシュ)すっごくうれしい!もう本当にうれしい!! ベスト10フィニッシュが目標だったので。前半はバーディーチャンスが入らなくて苦しかったけど、心を空にして後半につなげました。今週は本当に自身がつきました。(姉のイジウも8位タイ、姉妹でトップ10フィニッシュ)まだ実感が湧いてないですけど、今度は姉妹で最終組で回って、優勝争いしたいです!」

イ ボミ (3位タイ:-9)
「今日はショットが良くてパターもよく入った。10個ぐらいバーディーチャンスがあったけど、半分くらいは獲れたのでよかったかな。スタート前は胃が痛くて大丈夫かなと思ったけど、この成績でうれしいです。今日いい成績で回ったし、来週から5週連続なので、1勝はしたいです」。

表 純子 (3位タイ:-9)
「硬さはあまりなかったですけど、アイアンが途中から左に引っかかるようになって…。(出だしはよかったが…)飛ばし過ぎました。(今週は)結構調子悪かったので、上出来です。(来週はディフェンディング大会)予選落ちしないように頑張ります。早めにシードを決めたいので、そこを頑張りたいです」。

堀 奈津佳 (6位タイ:-7)
「一日通してショットの調子がすごく良くて、もう少しでバーディーっていう所もあったけど、その中で我慢しながら後半もバーディー1個取れたので、いいゴルフだったと思います。初日、2日目、3日目と徐々に良くなってきて、ちょっとずついいゴルフができるようになってきました。(妹の琴音が出場3試合連続トップ10)すごいと思います。もうすぐプロテストで、本人もそこを頑張りたいと言ってたので、頑張ってほしいですね」。

堀 琴音 (8位タイ:-6) ※ベストアマチュア
「(3試合連続トップ10入り)すごいうれしいです。素直にうれしいです。去年は一打及ばずとかではなくて予選落ちだったので、今年はすごい頑張ったかな。最終日にアンダーで回るっていうのが目標だったので、よかった。ノーボギーで回れたこともよかったです」。

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