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2014.6.6

ヨネックスレディスゴルフトーナメント 1日目

海を渡ってきたヤマトナデシコ
日系アメリカ人の平野ジェニファーが首位発進を決める

 2014年度LPGAツアー第14戦『ヨネックスレディスゴルフトーナメント』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の大会第1日目が、新潟県長岡市のヨネックスカントリークラブ(6,337ヤード/パー72)で開催された。

 大山志保、ナダエ(韓国)、平野ジェニファー(アメリカ)の3名が5アンダーで首位に並んだ。1打差の4位タイには成田美寿々、原江里菜、倉田珠里亜、姜秀衍(カンスーヨン・韓国)の4名が続いている。ディフェンディングチャンピオンの表純子は1アンダーの22位タイ。ホステスプロのアンソンジュ(韓国)は1オーバー46位タイ、同じく若林舞衣子は3オーバーで68位タイと出遅れた。(天候:曇り、気温:26.2℃、風速:1.8メートル)

 サンフランシスコ出身の日系アメリカ人、平野ジェニファーが初日首位タイと好スタートを切った。 9歳で始めたゴルフ。祖父から手ほどきを受け、ジュニア時代には全米女子アマなど数々の大会に出場した。大学は姉のクリスティナの在籍するマイアミ大学に進学し、ゴルフの腕を磨いた。大学を卒業してまもなく、転機が訪れた。日本女子オープンを観戦し、「日本のツアーは、ギャラリーは素晴らしいし、選手もみんな優しい」と、すっかり日本ツアーの魅力にはまった。これが、日本ツアー参戦を決める大きなきっかけとなった。

 卒業後ほどなくして来日し、QTとプロテストを受験。いよいよ日本ツアー参戦のための挑戦が始まった。QTランキングで61位に入り、初のTPD単年登録を行った。今大会は日本女子ツアー2戦目。前回の『ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ』では、実力を発揮できず予選落ち。悔しい思いをした。その後、LPGAステップ・アップ・ツアー『エディオンカップ』やプロテスト第2次予選に出場し、第2次予選では現在A地区でトップとなるなど、試合経験が増えただけでなく、潜在能力が発揮されつつあるようだ。

  トーナメントに出場するようになって問題も出てきた。日本に来て間もないため、まだまだ日本語には悪戦苦闘している。「お母さんがいるから大丈夫」と笑うが、一方で日本語を1日でも早く覚えるために、インターネットやNHKの朝ドラなど日本のドラマを見て勉強中だと言う。

 華奢でどこか幼なさが残る容姿だが、異国での生活を決意した芯の強さは、まさにヤマトナデシコ。太平洋を渡ってきた一輪の花は自分のルーツであるこの地で大輪の花となるだろうか。

大山志保(1位タイ:-5)
「ショットはすごく良いです。グリーンを外したのは1回だけ。パッティングはちょっと入ったけど、まだ良い調子の時のパッティングではないです。いつもよりちょっと入ったぐらい。昨日、プロアマで樋口さんに「入らないときは誰にでもあるから、我慢すること」と言われたので、入らないなりに割り切って、自分のストロークをしっかり信じてプレーしたいなと思います」。

 

ナダエ(1位タイ:-5
「(今日は)もうちょっとチャンスがあったけど、ノーボギーで回れたし大満足です。このコースは今まで自信がなかったけど、今日は良い感じで回れました。明日も今日みたいにチャンスをたくさん作れるように頑張ります」。

原江里菜(4位タイ:-4)
「今日もショットはあまり良くなくて、特にドライバーが良くなくて、フェアウェーにほとんど行かなかったけど、パーオンが16回もあったのでそれが良いスコアにつながったかな」。

成田美寿々(4位タイ:-4)
「(今日の感触は?)絶好調ではないですけど、自分では普通の状態で、簡単にゴルフができているなという感じです。あまり不安を持ってやっていることもないですね。(全米女子オープンに行く前に)勝つというか優勝争いはしたいですね」。

倉田珠里亜(4位タイ:-4)
「最近スコアが本当に出なくて、試合でも70台後半から抜け出せなくて…。久しぶりに良いゴルフが出来たのでホッとしました。ステップ(アップ・ツアー)が中心で、レギュラーに出られないのはすごい悔しくて…。今回は最後の最後でギリギリに入ったので、チャンスを生かさなきゃと思っていました。明日は緊張すると思うけど、リラックスしてアンダーで回れたらいいなと思います」。

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