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2014.10.4

日本女子オープンゴルフ選手権競技 3日目

あこがれの"藍越え"再び、そして37年ぶり快挙へ
鈴木愛が公式戦2連勝へ首位浮上

 日本ゴルフ協会(JGA)主催のLPGAツアー公式戦『日本女子オープンゴルフ選手権競技』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,800万円)の3日目が、滋賀県栗東市の琵琶湖カントリー倶楽部 栗東/三上コース(6,522ヤード/パー72)で行われた。

 大会3日目は、この日のベストスコア68をマークしたウェイユンジェと、公式戦2連勝を狙う鈴木愛が、ともに通算8アンダーまでスコアを伸ばし首位に並んだ。2打差の3位には申ジエ、3打差の4位タイに黄アルム、東浩子が続いている。(天候:曇り、気温:22.3℃、風速:2.2メートル)


 記録にも記憶にも残るあの日からわずか一か月足らず。この日スコアを3つ伸ばした鈴木愛が、またもや大偉業に王手をかけた。

 その首位に浮上した3日目、出だしは静かに始まった。3日連続でディフェンディングチャンピオンと同組となり、この日もたくさんのギャラリーを引き連れてのラウンドとなったが「チャンスはつくれていたんですけど、バーディーパットが入らなくて…」。ボギー先行のゴルフで、前半はスコアを1つ落としていた。

 「途中でエンジンがかかりました」と流れが変わったのが11番・パー4。195ヤードのセカンドショットを1メートルにつけ、これをバーディーとすると、20歳の小さな体に火が灯る。14番から怒涛の3連続バーディーを奪い一気に首位に浮上すると、圧巻の締めは18番。17番でボギーを叩いていたが「絶対に取り返そうと思っていました」と126ヤードのセカンドショットをピッチングウェッジで一閃。2メートルのバーディーパットを見事に沈め、拳を何度も振り下ろした。

 これで明日は一ヶ月前と同様に首位で迎える最終日となった。「選手権の時は不安で不安で。明日ちゃんとゴルフ出来るかな。明日が来なかったらいいのに」と前夜を過ごしたという。当日の朝食も極度の緊張からほとんど手をつけられなかったが「明日は食べられそうです」と屈託なく笑う姿に、全く気負いは無さそうだ。

 もし明日優勝すると、公式戦2勝達成時の最年少記録を更新することとなる。その記録を現在保持しているのは、あこがれの宮里藍。そして、同一年での日本タイトルの公式戦2勝は、1977年の樋口久子以来、実に37年ぶりの快挙となる。記録にも記憶にも残る最終日へ、再び挑む。

「久々ですね」と好プレーに笑顔を見せたウェイユンジェ。「パットが良かったです」とバーディーパットを次々に沈め、奪った数は実に7つ。この日のベストスコアとなる68をマークし、鈴木と並び首位で最終日を迎えることとなった。

 実はこの試合、胸に秘めた思いがある。「私はおばあちゃんに育てられて大きくなったので、自分の母みたいな感じです」という最愛の祖母が、先週の金曜日に亡くなったのだという。「いつも横にいてあげられなくてごめんね。私はゴルフ頑張っているから、心配しないで安心して」と、病床で言葉をかけたという。

 「今週は見守ってくれているなと思います」。最愛の祖母から力をもらい、つかんだ最終日最終組のポジション。「私は気持ちが出ちゃうほうなので我慢するのも難しいし、自分らしくプレーしたい」。闘争心溢れるゴルフを明日も貫き、初のメジャータイトルを獲ってみせる。


申 ジエ (3位:-6)
「今日のプレーには満足しています。天候が悪い中で、ボギー1つに抑えることが出来たのはよかった。辛抱強くプレーした結果だと思います。ギャラリーも多かったので楽しんでプレー出来ました。(最終日は)集中し、辛抱強く、そして自信を持ってプレーすれば、間違いなくチャンスはあります」。

東 浩子 (4位タイ:-5)
「今日も最終ホールでボギーだし、最後のカップに嫌われてるみたいです。明日のためにとってあるんだと思うようにします。(昨日、今日と)2日間伸ばせてないので、明日はアンダーで回りたいです。目標は優勝しかないです」。

アン ソンジュ (6位タイ:-4)
「今日はもっとたくさんバーディーチャンスがあったけど、グリーンが難しいし読みにくくて入りませんでした。でも風が吹いてきた中で我慢のゴルフが出来たので、満足しています。女子オープンのタイトルを獲りたい気持ちは強いけど、自分のプレーが出来るように頑張って、あとは神様に祈ります」。

菊地 絵理香 (6位タイ:-4)
「今日はショットもパットも全然イメージがわかなくて、でもとりあえず打つしかないので…。本当にイメージがわかなかったので、しょうがないかな。でも最後にバーディーが取れたので、それはちょっと大きいかな。明日は天候荒れるみたいですし。(天候は)荒れたほうがいいかな…(笑)」。

永井 花奈 (6位タイ:-4) ※アマチュア
「(ここまで3日間でオーバーパーは無し)ここまで来たら、最後までオーバーパーしないで4日間回れたら最高だと思います。スコアが良ければ順位も上がってくると思うので、まずは自分のゴルフの内容を良くしたいです」。

有村 智恵 (11位タイ:-3)
「ティーショットがすごくブレていて、いい流れがくることがありませんでした。今の自分の感じだと、こんなもんなんだなと思います。それでも、16番でバーディーを取ってその後はいいセーブが出来たので、そこを評価して明日、いいゴルフが出来ればいいと思います。(上位のプレッシャー)久しぶりに感じましたね。これが身体の固まる感じなんだな、と思いました」。

宮里 美香 (11位タイ:-3)
「前半はもったいないボギーが多かったです。6番のチップインで前向きにいけるかなと思ったんですけど、8番、9番とまたボギーを叩いてしまって…。それでも後半はアンダーパーで回れたので、明日につながると思います。差は開いてしまいましたけど、折角日本でプレーしているわけだし、その喜びを感じながら楽しみたいと思います。その上で、ギャラリーの方にいいプレーを見せることが私のやるべきことだと思うので、ベストを尽くしたいです」。

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