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2020.9.24

岸部桃子は忘れない 『68』と感謝のプレー

 2020-21シーズンJLPGAステップ・アップ・ツアー第3戦『2020中国新聞ちゅーピーレディースカップ』(賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円)大会第2日が9月24日、広島県廿日市市・芸南カントリークラブ(6,460ヤード、パー72)で行われた。5位タイからスタートした岸部桃子が、通算7アンダーで首位へ浮上。通算6アンダーの植竹希望と岩橋里衣が2位タイにつけている。
(天候:曇り時々雨 気温:21.4℃ 風速:1.6m/s)

 あすは2週連続の最終日、最終組。岸部桃子はユニゾンを奏でるかのように、ハイトーンで決意を語る。「優勝は意識しますけど、やるべきことはひとつ。今週こそは、優勝争いで68BPMのリズムを忘れません。悔しさを味わってから、まだ4日しか経っていない。コロナ禍の大変なこの時期に、ステップ・アップ・ツアーを2週連続で開催してくださる。中国新聞社さんをはじめ、大会にかかわるすべての皆さんへ、感謝の気持ちを忘れずにラウンドします」。

 前週のユピテル・静岡新聞SBSレディースで、第2日を終えて単独首位だった。すなわち、今回と同じ状況。ところが、最終日は76と崩れ、4年振りのステップ2勝目が霧散した。「緊張していたわけではない。ちょっとしたことが敗因です。気をつけてはいたけど、スイングリズムが速くなった。私のリズムはメトロノームの68BPM。一番しっくりくる。前週の最終日は、スコアと同じで76BPMぐらいだったかもしれない」と分析している。

 きょうは、6バーディー、1ボギーの活躍でジャイアントステップ。得意のアプローチ、パッティングの調子が素晴らしい。「ショットの感じはきのうの方が良かったけど、ミスをしてもアプローチ、パターでしのぐことができた。コースは4番からの3ホールが難しい。きょうの4番で3パットしても5、6番は寄せワンで切り抜けた」と自信を深めた。

 ゴルファーにも活用される、メトロノームを最初に使用した音楽家はベートーベン。今年、生誕250年を迎えた。歓喜の歌は年末の代名詞でも4年ぶり、歓喜のシーンをぜひ、拝見したい。

(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)

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