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2021.4.30

希望の17/18 植竹が首位発進

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGA ツアー2020-21シーズン第23戦『パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が4月30日、千葉県市原市・浜野ゴルフクラブ(6,638ヤード/パー72)で開幕した。大会第1日は大混戦。植竹希望が6アンダーで首位に立った。5アンダー、2位タイに堀琴音、岩橋里衣、S.ランクンがつけている。ディフェンディングチャンピオンの勝みなみは1アンダー、36位タイ。
(天候:晴れ 気温:24.2℃ 風速:2.2m/s)

 首位でホールアウトし、プロ初の公式会見。植竹希望は堂々と言ってのけた。「パーオン率は一番でなければ気がすまない。18ホールすべてオンして合格です。15番のミスは許せません」。明確なプレースタイルを持っている。

 「ショットで勝負して、ボギーを叩かない。風が強い中でも上デキだと思います」と話しただけに、15番でパーオンを逃したことがよほど悔しかったに違いない。10番からスタートして、7バーディー、1ボギーの内容。ベストショットは14番の第2打だ。残り182ヤードで5Iを選択。右からアゲインストの風を計算に入れた。「右ラフの急傾斜からです。ライは、つま先上がり。100点のショットです。そのままカップインした手応えがあった。ピンから、30センチ。惜しかった」と振り返る。

 プロ5年目、タレント揃いの黄金世代。昨年、ステップ・アップ・ツアーで優勝を飾り、オフはトレーニングを含む猛練習を積んで、21年に備えた。QTランキング48位。痛恨の出来事があった。ヤマハレディース第1日、腰痛を発症し、棄権。「高校1年の時、腰を痛めてからケアをしながらやってきた。ただ、この1年半ぐらい、持病は出ていない。でも、知らないうちに疲労が蓄積していたようです。ヤマハではギックリ腰でした。気持ちばかりが勝ってしまったかも…。反省しました」と漏らす。

 それだけに、復帰した前週は練習量を調整するなどして、最善の準備で臨んでいる。結果は8位タイと健闘。また、今大会も入念な姿勢は変わりない。「ジュニアの頃、このコースで試合を何度も経験した。知っている強みがある。それから、フジサンケイの前もこちらでラウンドをしました」という。

 3年前から、アプローチの不調に悩んできた。そして、弾き出した結論は、「ショートゲームが上手な人と一緒にプレーをする。すぐそばで見ながら、いいイメージを脳裏に焼き付けることです」と説明を加える。視覚で刺激を与え、「もうUTを使わずにすむ。SWをもつ機会が増えた」とスランプ脱出へ向けて、表情が晴れやかだ。

 質問には、丁寧で明確な答えが返ってくる。好印象だ。とはいえ、残り2日間の優勝争いについては、「気負わずにいきたいです。表現は適当ではないかもしれないけど、来週へ向けて気楽にプレーする。そんな感じで…」と控えめだ。ただし、パーオン率はあすも、18分の18を狙っている。

(メディア管理部・鈴木孝之)

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