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2021.6.18

遅れてきたトップ合格 倉田珠里亜が首位

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 2020-21シーズンJLPGAステップ・アップ・ツアー第14戦『ユピテル・静岡新聞SBSレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)が、6月18日、静岡県御前崎市の静岡カントリー浜岡コース(6,516ヤード/パー72)で開幕。プロ入り9年目の倉田珠里亜が、6アンダーで単独首位スタートを決めた。3打差の3アンダー、2位タイに高木萌衣、岸部桃子、フォンスーミンがつけている。
(天候:曇り時々晴れ 気温:23.9℃ 風速:3.5m/s)

 ひょっとしたら、9年目の転機になるかもしれない。倉田珠里亜は、出場選手で唯一のボギーフリーだった。しかも、自己ベストの66をマーク。「うれしいです。自己ベストって、まったく気がつかなかった。でも、ノーボギーはわかったし、あまり意識をせず、パーセーブを最優先に考えた」という。そして、好調の1日を、「パッティングがよかった。芝目が強く、本当にラインが読みづらい。でも、9番は気持ちが良かった。すごいフックの3メートル。カップの真ん中からでした」と満面に笑みをたたえた。

 とはいえ、直後の10番でピンチが。「第2打のライが悪い。パーオンできなかった。3メートルのパーパットを決めたことが後半、大きかったと思います」。ターニングポイントとなって、11番から連続バーディー奪取に成功したからだろう。さらに難関の16、18番もパーで乗り切った。2014年、うどん県レディース金陵杯以来の首位スタート。

 今年はこれまでにない好調が続いている。5試合中、トップ10フィニッシュが2回。「平常心を心がけていても、思うようにコントロールができない。これまで、アップダウンが激しかったけど段々、フラットな気持ちでプレーができるようになった。次週はアース・モンダミンカップ、そして、SkyレディースABC杯と大事な試合が続きます。全力勝負でいきましょう」と話した。

 2013年、最終プロテストで合格。同期を見渡すと、過去2度の賞金女王、鈴木愛がいる。また、JLPGAツアー13勝の成田美寿々、出産を経験しステップへ復帰した天良枝里子、レジェンズツアーへ参戦する酒井みゆきなど、多彩なキャラクターが多い。そんなタレントを抑え、トップ合格を果たした。「もう8年も前…。あれほど緊張したことはなかった。ごはんがノドを通らないことなんて、あのときだけです。しかも、他の受験者に比べ、実績も実力だってなかった。うまくハマってトップ合格できただけです」と控えめに語ったが、「あのメンバーで、プロテスト1位。見えない重圧に潰されそうになった。しかし、もう大丈夫」と他人事のような口調である。

 大器晩成なのかもしれない。着実にステップを重ねた。遠回りは決してムダではなかったことを示すのは、これから-。

(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)

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