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2021.10.3

チップイン2発 首位浮上の勝『本当に優勝したい』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGA ツアー2020-21シーズン公式競技『日本女子オープンゴルフ選手権』(賞金総額1億5,000万円・優勝賞金3,000万円)第3ラウンドが10月3日、栃木県那須烏山市・烏山城カントリークラブ(6,550ヤード/パー71)で行われた。秋晴れのゴルフ日和。勝みなみが通算9アンダーで首位に立った。1打差の通算8アンダー、2位は西郷真央。史上3人目の3週連続Vを目指す西村優菜は通算7アンダー。3位から逆転を狙う。渋野日向子がこの日のベストスコア66をマーク。通算4アンダー、6位タイで最終日を迎える。
(天候:晴れ 気温:25.7℃ 風速:2.0m/s)
《グリーン=スティンプ:10 1/2フィート コンパクション:22.5mm》

勝みなみ(1位:-9)
――2度のチップインなど、ナイスラウンド。18番を振り返ると。
 「17番をボギーにした後だったから、最後はバーディーで締めくくりたい。狙っていました。手前15ヤードから58度で強めに。たとえカップインしなくても奥に傾斜があり、ボールが戻ってくる、と計算した」

――5番のイーグルは。
 「残り8ヤード。58度でボールを上げるアプローチを選択した。練習でうまくいっていたし、クラブがいい具合に振り抜け、スピンが効いていたから、たとえカップへ入らなくても、バーディーは確実だったでしょうね。とにかく、うれしかったです」

――第3日を振り返って。
 「上位で戦える。きょうは楽しくラウンドすることが一番の目標。難しいホールがたくさんあった。イーグルなど、うれしいこともありましたけど、成長というか、良かったと思ったことは、我慢に我慢ができたこと。ひたすら耐えてバーディーチャンスを待つ。バーディーをとりに行って自滅することがあったからです」

――最終日の意気込みは。
 「きょうのようにピンポジションが振られるロケーションでは、我慢比べになるでしょう。でも、あすは少しやさしくなるのかなぁと予想している。アンダーパーでプレーをしたい」

――もちろん、優勝を狙って。
 「アマチュアの時から出場している特別な大会。今大会に限れば、悔しい経験が多いから本当に勝ちたい。そのひとことです」



西郷真央(2位:-8)
 「最終日、最終組でプレーできることは光栄です。歴史ある試合、上位で戦えることがうれしい。あすも、できることをしっかり行うだけです。
 きょうは、ピンポジションがとても難しい。特にパー3は手前にピンが切ってあり、加えて風がフォロー。距離を合わすことも大変でした。また、いつもと違って、2サムのプレーということで前半、ちょっとバタバタして、少し疲れましたね。
 今夜はバスタブへお湯をためて、首まで浸かって疲労をとります。当たり前のことですけど、私にはこのスタイルが一番。今回が10代最後の試合です。いい締めくくりになればいいけど、相手がいますからね…。毎ショット、頑張るだけですね」

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