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2021.6.26

100万円のドラマ 藤田→勝ち虫、葭葉→直接

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

アース・モンダミンカップ カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)第3日

 たくさんの特別賞がかかる今大会。決勝ラウンドはすべてのパー5にイーグル賞100万円のビッグボーナスがある。第3日、藤田さいきが8番、葭葉ルミも1番で達成した。

 「えっ、知らなかった。やったぁ。うれしい」藤田さいきは喜びを爆発させた。「トンボのおかげ。ご利益です」と、キャップの釣り人御用達、トンボの虫よけバッジを指した。「ドライバーショット、セカンドショット、パッティングが、すべて完璧でした」という。230ヤードの第2打を3Wでピン手前4メートルへ。カップの真ん中から美しく決めた。

 「ちょっといい釣り竿を買おうかなぁ」と、さっそく思案する。「ずっと、大きいブリを狙っている。大物を釣り上げたい」と言葉が弾んだ。ということで、最終日も気力が充実。8位タイからどこまで浮上するか-注目が集まる。ということで、「雨だとつけないけど…」と前置きして、「いい運をもらっている。あしたもトンボをつけ、いいスコアを出しましょう」と、勝ち虫を装着して1打入魂の態勢だ。

 もう一人の100万円ゲッター・葭葉。前日の不調がうそのような笑顔をつくった。「1打で100万円。うれしすぎて、つらい」と、コメントもさえる。ちなみに、この日は10番スタート。いわゆる裏街道だった。「前半はノーバーディー。とりあえず、パー5でひとつ、バーディーを」と気合を入れ直し、後半の1番へ向かったという。「(第3打が)抜群の手応えでした。ピンへ絡むと見ていたら、ボールが消えて…」。110ヤードを、PWでダイレクトインの離れ業だった。そして、「あしたもイーグルをとりたい。もう、100万円です。8番がチャンスかもしれない。きょうも(第2打を)グリーンエッジまで運ぶことができた。天気しだいでも、雨は嫌いではない。がんばります」と頼もしい。

 奇しくも、藤田と葭葉は釣りが趣味の共通点がある。太公望とはこのことだろう。

(メディア管理部・中山 亜子)

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