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2021.7.16

ギャラリーへ熱烈感謝 渋野日向子、上昇の兆し

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)第1日

 渋野日向子が約3カ月半、16戦ぶりにJLPGAツアーへ復帰。「どうやってスイングをしたらいいのか、わからなくなるぐらいでした。スタートではかなり緊張した」と神妙に口を開いた。結果は1アンダー、46位タイ。しかし、3バーディー、2ボギーの内容に、「最後まで楽しめました。内容はいいと思います。成果はショットの精度。特にアイアンショットの縦距離が合ってきた。打ちたい距離がそのままです。スコアの割には納得のいくゴルフだったと思う」と、細部を解説した。

 16日、気象庁から関東甲信地方が梅雨明けしたとみられる-と発表された。「4月に行ったタイとシンガポールは、すごく日本の夏の気候に近い。その経験があったから何とか…。まだマシかなぁと思っていた。でも、きょうはかなりベトベトとした感じ。この蒸し暑さは何年たってもやはり慣れません」。あすもまた、自然との戦いが続く。

 そんな酷暑の訪れにも、大いにパワーがみなぎったのはギャラリーの存在だった。「2年前と比較すると皆さん、控えめでしたけど、マスク越しでナイスプレーなど、小さな声援が届きました。また、拍手も本当にうれしい。それから、チャンスを外した時のアーッのため息も…。これぞ、ゴルフを感じることができました。ありがとうございます」と感謝の気持ちを表している。

 2週間の隔離期間を経て14日に移動。前日のプロアマ大会で、久々にコースをラウンドした。「途中でスコアボードを確認したら、皆さんがスコアを伸ばしている。悔しいです。あすは、短いバーディーパットをたくさん打ちたい。プレーにメリハリをつける」と自身に言い聞かせたのは、最終18番で3パットのホギーを叩いたからだろう。明るい闘争心がたぎる。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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