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2021.7.16

野澤真央 自然体で自己ベストを更新

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)第1日

 スーパーショットがギャラリーを魅了。野澤真央が10バーディー、1ボギーの63でロケットスタートを決めた。自己ベストスコアを更新し、トーナメントコースレコードに並んだ。「アイアンショットがいい。また、3メートルぐらいのパッティングがほとんど決まった。それに、ロングパットも良かったです」とバーディーラッシュの1日を振り返った。 

 23パットも特筆ものだろう。それでも本人は、いたって冷静だった。「きょうは、パーをとる感覚がバーディー。それぐらい、パッティングがカップインして、ショットもピン方向へ行きました」。淡々と語っている。

 10歳からゴルフを始め、坂田塾の門を叩いた。「わたしが入ったときは、(服部)真夕さんがプロテストへトップ合格。ずっと、あこがれの存在です」という。それだけに服部が今季、ステップ・アップ・ツアーで復活Vを果たしたことが、自らの優勝かのように喜んでいる。「スランプで、苦しんでいる時期を遠くから見ていました。小学校の時からのファンです。また、地元の先輩。プレゼントしてくださったサインボールとキャップを、実家に飾っています」。今大会、奮起の原動力を明かす。

 17年、ステップ3勝を飾ったものの、JLPGAツアーではまだ優勝がない。「JLPGAツアーでは自然体でプレーしている。できることを常に全力で。結果は後からでしょう」と達観した様子が好印象だ。とはいえ、せっかくのチャンス。いよいよ、後からというXデーが到来したのかもしれない。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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