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2021.8.25

快刀乱麻の首位発進 坂下莉翔子『ご縁を大切に』

 2020-21シーズンJLPGAステップ・アップ・ツアー第16戦『山陰ご縁むす美レディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)が8月25日、鳥取県西伯郡・大山平原ゴルフクラブ(6,513ヤード/パー72)で開幕した。プロ入り5年目の坂下莉翔子が6アンダーで首位。槇谷香が1打差の5アンダー、2位につけた。4アンダーの3位タイは、ルーキーの桑木志帆、橋添穂など5人が続く混戦ムード。
(天候:曇り 気温: 32.9℃ 風速:3.9m/s)

 コースは同じ大山平原ゴルフクラブ。しかし、新規開催で坂下莉翔子が一変した。同コースでは、2018年、2019年と山陰合同銀行 Duoカードレディースで予選落ちを喫している。さらに、アンダーパーのプレーも皆無。それがボギーフリーの66をマークし、自己ベストスコアを更新した。

 インスタートのこの日、残り56ヤードの第3打を56度でピン手前2メートルへ。ボールの転がりも上々でバーディースタートを切った。ショットの精度もまずまずで、際立っていたのがショートゲーム。「きのうの練習ラウンド。4年振りに天良(枝里子)さんとご一緒させていただいた。やさしい方ですから、何でも話すことができましたね。もちろん、ゴルフのことも…」と前置きし、「アプローチに不安があったから、しっかり教わりました。アドレスから振り抜きまでです。おかげで、しっかり左足へ体重を乗せる感覚がよみがえってきたのがうれしい」と説明する。即効性が抜群だったということだろう。

 というのも、気分を新たにして臨んだ大会だから。「コロナ禍で厳しい状況が続いている。にもかかわらず、試合を開催してくださった。感謝の二文字しか浮かんできません。ましてや、新規大会となれば、いろいろな準備が大変だったと思います。本当にありがたい。ご縁を大切にしたいです。気分一新で精いっぱいのプレーをしました。私は、爆発的なスコアが出る方ではない。残りの2日間もコツコツと行きます」と一層、気を引き締めた。

 縁がアシストした好スタート。このチャンスを生かさない手はないだろう。スーパープレーで、ご恩返し-はいかが。

(ステップ・アップ・ツアー担当= 新納 智明)

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