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2021.9.12

大山志保 50-50の3位

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 静ヒルズカントリークラブ(茨城県)最終日

 50-50。3位に終わった大山志保は、胸中をわかりやすく数字で表した。「もっと、上を目指す覚悟が決まった。今大会はそういうことを私に抱かせる大会です。また、4日間でしたけど、コースが成長をうながしてくれたと思う。本当に、本当に感謝している。また、若い2人とプレーをして刺激を与えてくれたことを、忘れてはいけません。イケますよ、まだ…」と力強く語っている。

 そうはいっても、やはり勝負で敗れたことは悔いが残った。プロフェッショナルであり続ける証のようなものだ。「3番、第2打を5Iで1.5メートルにつけながら、バーディーパットを外してしまう。そして、9番は2オンを狙い、3Wでフェードを打とうと思ったら、スイングで体が起き上がり、プッシュして。池へ打ちこんだことが残念でなりません」と猛省する。

 一方で、7、8番の連続バーディーに触れ、「7番は10メートル。まさかという感じです。それ以上に、8番の4メートルが決まったことに仰天しました。ボールが右へ外れていくと思ったら、カップインです。いい気分でした。去年から、パッティングで悩むことが多かったけど、自信が出て決められる。ショットも含めて、収穫がたくさんあった」と続けた。

 さらに、前夜からスタートまでのちょっとした心境の変化を苦笑しながら明かしている。

 「昨夕、首にちょっと不安が出て、あしたプレーができるか-心配でならなかった。寝つけなかったです。それが目を覚ますと、首の不安が解消。もう、起きた時からうれしくて、楽しくて。やはり、トーナメントの最終日、最終組は特別です」といい、ホールアウトしてホッと安どのため息がもれた。

 「3位ですね。賞金ランキング(42位)が上がったし、リシャッフルも心配ない。いろいろ取り組んでいることをやり通したい」。闘志の炎が燃えている。

(メディア管理部・宮崎 善秀)

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