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2021.9.17

渋野が大絶賛 稲見萌寧『第1関門、クリア』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

第52回住友生命 Vitality レディス 東海クラシック 新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)第1日

 2週連続優勝へ向け、稲見萌寧が好スタート。「一番良かったのはパッティングです。風があったけど、ラフからの状況でもピンチをパーでしのげた」という。最大のピンチは9番。第1打をミスし、左のラフに打ち込んだ。「(ティーイングエリアで)左からの風。フェードヒッターは打ちにくい。第2打はピンまで153ヤードです。8Iで、バンカーへ入れた」と状況を説明。

 ただし、ここからが他の選手とは違った。ピンまで35ヤードを50センチに寄せ、見事なパーセーブを披露。「第2打、第3打の状況を考えるとボギーでもしょうがない。耐えたから、流れが変わった」。今年20回目のノーボギーラウンドだった。

 強さの秘密は勝負どころで簡単にボギーを打たないことだろう。スタッツが示す。現在、賞金ランキング1位をはじめ、メルセデス・ランキング、年間トップ10回数、平均ストローク、パーオン率、パーセーブ率、平均バーディー数、ボールストライキング、ダブルボギー率、パーブレーク率でもズラリと1位へ君臨する。ほかにも、予選ラウンド平均ストローク、決勝ラウンド平均ストロークなど、他を寄せつけない。同組でプレーした渋野日向子が、目を丸めながら、「今の稲見萌寧は強すぎる。ひとことでいうと、仏ですか…。メンタルなんて必要がない。悟りを開いている。リスクを背負わないゴルフは簡単に見えても、マネができません。もう、見るしかない。きょうはギャラリー目線でした」と絶賛した。

 その稲見、「第1関門、クリア」とニンマリ顔だったものの、渋野のプレーを、「調子があまり良くないにもかかわらず、最後にバーディーを決める。プレッシャーがかかると、内に秘めたものの強さを発揮。また、あの笑顔を絶やさないプレーの数々、見習うところがたくさんです」と評した。切磋琢磨でお互いを魅了した。百花繚乱のJLPGAツアー。最高のシーズンを迎え、随所に見どころが満載だった。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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