山陽新聞レディースカップ　最終日

　2010年度LPGAステップ・アップ・ツアー第4戦『山陽新聞レディースカップ』の最終日が、岡山県玉野市の東児が丘マリンヒルズゴルフクラブにて開催された。

　天候：晴れ、気温：30.1℃、風速：2m。残暑の強い日差しが照りつける中、初日に続き4,000人近いギャラリーが詰めかけた最終日。この日首位に1打差の2位からスタートしたオナリン・サタヤバンポット（タイ）が5バーディー･2ボギーとスコアを伸ばし、トータル6アンダーでステップ･アップ･ツアー初優勝を飾った。2打差の2位タイには、初日首位の金田久美子、ベテランの松原衣江、ルーキーの酒井美紀の3名が入った。また、トータル2オーバーで15位タイに入った中学2年生の森田遥さんがベストアマチュアとなった。

　今季初参戦の日本ツアーで見事初勝利を挙げたサタヤバンポットは、学生時代からタイのナショナルチームの一員として活躍し、アマチュアの国際大会や米フューチャーズツアー（下部ツアー）でも優勝した経験を持つ実力者。参戦一年目の日本ツアーでは「ステップ･アップ･ツアーで優勝することが目標だった」というだけに、喜びもひとしお。「今日一日、集中してプレーできました。岡山でプレーするのは初めてでしたが親切な人ばかりで、初日からたくさん温かい声援をいただいてありがたかった」と笑顔で大会を振り返った。

　この優勝により、本大会の姉妹提携トーナメントである『大王製紙エリエールレディスオープン』を含むレギュラートーナメント5試合の出場権を獲得。「これまで続けてきたトレーニングを継続して、頑張って15位以内に入りたい」と語るサタヤバンポットのレギュラートーナメントでの活躍に期待したい。