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2011.6.3

DEODEO CUP 最終日

 LPGAステップ・アップ・ツアー開幕戦『DEODEO CUP』(賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円)の最終日が、広島県安芸高田市のリージャスクレストゴルフクラブ グランドコース(6,461Yards/Par72)で開催された。

 天候:晴れ、気温:23.7℃、風速1.5m。前日の荒天とは打って変わって穏やかな気候の中開催された最終日。首位が目まぐるしく入れ替わる大混戦を制したのは、この日首位と1打差からスタートした永田あおい。トップに3名が並んで迎えた最終18番をバーディーとして単独首位に抜け出し、念願のプロ初優勝を飾った。1打差の2位には山本薫里と園田絵里子が入った。

 この日、2アンダーの3位タイからのスタートだった永田は、3番ホールをOBでダブルボギーとし、前日の貯金を帳消しにしてしまう。そのまま優勝争いから脱落かと思われたが、「ショットの調子はよかったので気持ちを切り替えていこうと…。その後に2連続でバーディーが来てうまくいきました」と、慌てることなく自分のペースを取り戻し首位戦線に復帰、最終ホールをトップタイで迎えた。「18番ホールのグリーン上でリーダーボードを見て、2アンダーで3人並んでいるのが分かったので、『プレーオフになるくらいなら自分で決めてしまえ』と思って強気で打ちました」と、自らの手で初優勝の栄冠をたぐり寄せた。

 「今年の目標にステップアップツアーの優勝を掲げていたのですが、初戦で達成できてとても嬉しいです。今後は、この優勝で出場権を得たレギュラーツアー4試合でベストを尽くし、結果を残せるよう頑張ります」と目標を語った永田。この優勝を文字どおり「ステップ・アップ」の機会とし、レギュラーツアーでの活躍に期待したい。

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