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2012.10.18

中国新聞ちゅーピーレディースカップ 1日目

 LPGAステップ・アップ・ツアー最終戦『中国新聞ちゅーピーレディースカップ』(賞金総額1,500万円/優勝賞金270万円)の1日目が、広島県廿日市市の芸南カントリークラブ(6,456Yards/Par72)で開催された。

 天候:曇り時々晴れ、気温:16.8℃、風速2.6m。厳しい寒さの中での初開催にも関わらず、早朝から885人のギャラリーが詰めかけたステップ・アップ・ツアー最終戦初日。午前中には今大会のギャラリーのために特別に制作された中国新聞の号外が来場者に配布された。記念すべき第1回大会の初日に首位スタートを切ったのは、この日4アンダーをマークしたプロ入り10年目の古屋京子。2打差の2位には先週の『ルートインカップ 阿蘇グランヴィリオレディース』で3位タイに入った甲田良美。さらに1打差で中島真弓、岩橋里衣、大久保夢未が続き、アンダーパーは5名のみとなった。

 冷たい強風が吹く中ノーボギーでまわった古屋は、「この風の中ですごいと思います(笑)。今日はパッティングがめっちゃ良かったですね。ラインも合ってたし、エッジからでもパーが拾えて、チャンスが来たときにバーディーが取れました。前半はパーを一生懸命拾っていく感じでショットがあまり良くなかったんですが、7番でバーディーが取れて変わってきました。9番はナイスショットが3つ揃って1メートル弱につけられたし、ショットが(グリーンに)乗らなくても冷静にラウンド出来ました。寒いのはあまり得意じゃないけど自信になった」と、4バーディー・ノーボギーのラウンドを振り返った。「明日は緊張すると思いますが、その中で出来るのが楽しみです。もちろん優勝を目指したいですし、今日みたいに一打一打集中したいな」と、今季ステップ・アップ・ツアー最終戦でのプロ初優勝に挑む。

 2位につけた甲田良美もノーボギーのラウンド。「朝イチが危なかったぐらいで、風も気にせず淡々と(ラウンド)できた。ミスショットは何個かあったけど、風を利用して打ててました。途中、風の向きが分からなくて、自分が(肌で)感じる風と旗の向きと高い木の揺れ方が全部違ってたんですけど、朝自分が調べた風のデータと高い木の揺れ方が一緒だったんで、高い木を見て打ちました」と、強風を苦にすることなくラウンド出来たという甲田。先週の『ルートインカップ 阿蘇グランヴィリオレディース』の最終日、最終18番ホールでボギーを叩き、惜しくも3位タイに終わった甲田は、「ルートインの最後の18番で3打目とパッティングをイメージが固まらないまま打ってしまってボギーを叩いたので、今日はショットもパットも“決めて打とう”として打っていったのがノーボギーにつながりました。明日は、もっと自分の感性を大事にして、今日と変わらず自分で決めた事をやっていきたい。先週の自信と自分で決めたことをやるというのをミックスさせて優勝を狙って頑張ります」と先週の優勝争いから得た教訓を活かし、2010年の『リゾートトラストレディス』以来となる復活優勝を狙う。

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