1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 中国新聞ちゅーピーレディースカップ 最終日

2012.10.19

中国新聞ちゅーピーレディースカップ 最終日

 2012年度LPGAステップ・アップ・ツアー最終戦『中国新聞ちゅーピーレディースカップ』(賞金総額1,500万円/優勝賞金270万円)の最終日が、広島県廿日市市の芸南カントリークラブ(6,456Yards/Par72)で開催された。
 
 天候:晴れ、気温:18.7℃、風速:1.2m。ステップ・アップ・ツアー最終戦にふさわしく爽やかな秋晴れとなった最終日には、1,036人のギャラリーが詰めかけた。レギュラーツアー4試合の出場資格獲得をめぐり、最終ホールまでもつれる大混戦となった。初日首位の古屋京子は、6番ホールまで4ボギーと貯金を使い果たすと、後半でもボギーを重ね優勝争いから脱落。インからスタートした工藤遥加が67を叩き出し、一気に1アンダーで首位に並ぶと、一時は1アンダーのトップに7人、イーブンパーが9人と1打差に16人もひしめき合う混戦模様に。12番でバーディーを奪った甲田良美が、2アンダーで単独トップに立ち一歩抜け出すと、最終1組前の大久保夢未が18番でバーディーを奪い、2アンダーで先にフィニッシュ。甲田も17番までパーを重ね、2アンダーで最終ホールを迎えるものの、18番でボギーを叩き、結局通算2アンダーでフィニッシュした大久保が最終戦を制し、ステップ・アップ・ツアー5勝目を飾った。

 15番を終了してイーブンパーにつけていた大久保は「あれはミラクルでしたね~」と16番のショートホールで1ピン弱につけバーディーを奪うと、18番でも3打目を2メートル半につけバーディーを奪った。「感無量って感じ。“-2”にしとかなきゃいけないなと思っていたので、18番は全ショット攻めました。セカンドは3打目をサンドウェッジでフルショット出来る位置に刻んだんですけど、最善をつくしたのがうまくいきました。グリーンが速くてショットは振れた方が止まると思ったんで。ティーショット打つ前からここはバーディーと思っていて、気持ちも前しか向いていなかったので、最後のフックラインも強気で打てました。試合に出られなくて辛い時期もあったけど、(この優勝で)QTのセカンドが免除になるのとレギュラーに出られるのが本当にうれしい。師匠(鈴木規夫プロ)から“人間ってのは弱いから自分自身に勝たなきゃいけないんだよ”って常に教えていただいてたんですけど、それが18番の強気に攻められたショット、パットにつながりました」と優勝を振り返った。

 ステップ・アップ・ツアー5勝目についても「今までは“勝っちゃった”って感じだったので、(今回の5勝目が)一番チャンス。レッスンをするようになって落ち着いてゴルフも出来るようになったので、まったく今までとは違います。ここで緩むことなく今シーズン終わるまでつなげていきたいですね。セカンド(QT)も免除になったので、サード、ファイナルと勝ち進んでレギュラーに出たいですし、来年は1試合目と2試合目も出られるので、出るだけじゃなくて、レギュラーでも5勝したいですね」と今回の優勝で得た自信と強い気持ちを武器に5度目のチャンスをつかみに、レギュラーツアーに挑む。

縄本 文 ※8番ホールでホールインワン達成(広島三越から5万円の商品券を贈呈)
「打ち上げだったのでピンは見えなかったんですが、前の組の人に“カランって音したよ”って言われて、(カップに)行ってみたら入っとった(笑)。ビックリした~。今日(スコアが)悪かったので最後まであきらめずに頑張っとって良かったなぁって思いました。プロの初めての試合で(ホールインワンが)出てビックリしてます。最後(9番ホール)の50cmのパーパットも震えて怖かったけど、良い緊張感の中でラウンドできて良かったです。ホンマにいい経験ができました」。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索