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2013.10.24

京都レディースオープン 最終日

 2013年LPGAステップ・アップ・ツアー最終戦『京都レディースオープン』(賞金総額1,500万円/優勝賞金270万円)の最終日が、京都府城陽市の城陽カントリー倶楽部 東コース(6,307ヤード/パー72)で開催された。

 午後からは木々が大きく揺れるほど風が吹き、雨も降り出した最終日。最終組が13番を終了した時点で、永田あおいが通算3アンダーで単独首位に立った。1打差の2位には、首位スタートの新坂上ゆう子、さらに1打差で田口晴菜、この日スコアを3つ伸ばした馬場由美子が続く状況。16番で永田がボギーを叩き、新坂上と通算2アンダーで並んだが、最終ホールで永田が約15メートルのバーディーパットを沈め、見事ステップ・アップ・ツアー3勝目を飾った。(天候:曇り時々雨、気温:22.7℃、風速:6.1メートル)


 「誰も入ると思ってなかったと思いますよ(笑)。」と優勝パットについて話した永田あおい。「18番は新(坂上)さんがフェアウェイで私がラフだったから手前目でいいやと(2打目を)PWで打ったんですけど、乗っただけみたいな感じだったので、2パットでいい、寄ればいいと思って打ちました。(入って)ホントうれしかったし、途中から笑いが出てきました。入っちゃったみたいな感じで(笑)。でも、新さんのパットがあるからうれしいけど、落ち着こうって思っていました」とウイニングパット時の心境を話してくれた。最後のパットもそうだが、「今日はパターがよかった」とラウンドを振り返った。「ラインも読めていましたし、きわどい3~4メートルのパーパットがほとんど入ってくれた」と4番、8番とパーで耐えて、「気持ちも乗っていけた」と永田。「新さんが7、8番と3パット2回したんで、自分が逆転して、どう守るべきか、攻めるべきかと気持ちがフワフワしていました」と11番でボギーを叩いた。16番でもティーショットがオーバーし、ボギーを叩くと、新坂上と2アンダーで並んだ。17番もティーショットを左のバンカーに入れ、ピンチを招いた。「グリーンの前にバンカーがあって奥も厳しいから、ギリギリのクラブを持った。少しでもダフったらいけないから、今日一番緊張した。ここで、“攻めるしかない”とスイッチが入りましたね」と91ヤードのバンカーショットを52度のウェッジで見事ピン手前6~7メートルにつけ、パーで切り抜けた。最後は「神様が入れてくれたのかな」と15メートルのウイニングパットを沈め、優勝を決めた。

  昨年は同じ会場で開催されたファイナルQTで思うようにいかず、悔し涙を流したが、「城陽で勝てるなんて本当にうれしい。ステップ初戦も初日2位から80叩いたし、やっとリベンジできました。大好きな京都で勝てたんで、感謝の気持ちを込めてまた清水寺に行きたい(笑)。関西は第二の故郷ですし、そこで勝てたことが本当にうれしい」と素直に喜びを表現した永田。今回の優勝でレギュラーツアー4試合の出場権を獲得したが、「ステップで2勝もしていて、“なんでレギュラーで優勝できないの”ってまわりから言われるんです。(堀)奈津佳も昨年ステップで2勝して今年レギュラーで2勝したんで、正直悔しいですけど、どうしていけばいいのかっていうのが、この試合でわかった気がします。“優勝したい”、“いいスコア出したい”って自分にプレッシャーをかけるんじゃなくて、今回みたいに気負わずに“どう楽しめるか”って考えてレギュラーでもやっていきたいです」とこの2日間自分のゴルフを貫き通したように、レギュラーツアーでも信念を持って挑んでいく。

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