2014.9.21
山陽新聞レディースカップ 最終日
"特別な場所" 岡山で山里愛が涙の初優勝を飾る!
2014年LPGAステップ・アップ・ツアー第9戦『山陽新聞レディースカップ』(賞金総額2,000万円/優勝賞金360万円)の最終日が、岡山県玉野市の東児が丘マリンヒルズゴルフクラブ(6,289ヤード/パー72)で開催された。
夏の暑さが戻り、熱戦が繰り広げられた最終日。今年も過去最多となる7,885人のギャラリーが訪れ、2日間トータルで1万4,398人の大ギャラリーが詰めかけた。
大観衆が勝負の行方を見守るなか、首位タイスタートの山里愛が18番で起死回生のバーディーを奪い、通算8アンダーでプロ初優勝を決めた。1打差の2位タイには森桜子と横山三和子。また、通算6アンダーで4位に入った堀琴音がベストルーキー賞を獲得した。(天候:晴れ、気温:24.4℃、風速:2.3メートル)

スタート前のインタビューでは「終始笑顔でいきます!」と話していた山里愛。首位タイスタートも「リラックスしてて、普段のスタートが切れました」と3番で下り4メートルのバーディーパットを決めると、8番5メートル、10番6メートル、14番でも2メートルを沈め、通算8アンダーまで伸ばした。
迎えた17番ではティーショットをグリーン右に外し、アプローチも3メートルと寄らずボギーを叩いたが、「18番がある」と気持ちを切り替えた。18番ではティーショットをフェアウェイに運んだが、続くセカンドショットはグリーン左のバンカーへ…。

「ボギーを叩いても顔に出さないけど、奥に池があるバンカーショットなので、ビビッてました。入れちゃいけないバンカーに入れちゃったなって。20ヤードぐらいあって少しだけ埋まっていた感じだったし。でもここも気持ちを切り替えて上手く打てました。上出来です。転がりは計算してたけど、本当にいいところに落ちてくれました」と起死回生のスーパーショットを5センチに寄せ、このホールを見事バーディーとして通算8アンダーでフィニッシュ。最終組の横山三和子を1打差で振り切り、優勝を決めた。
「あんな近いの初めてマークしました(笑)。17番ぐらいから(池内)絵梨藻さんや(柳澤)美冴さんが見てくれていたらしく、いつも良くしてくれる先輩方が応援してくれたおかげです。絶対泣かないって思っていたのに、見たらうれしくなって。絵梨藻さんも泣いてたし(笑)」とこの時ばかりは"終始笑顔"は守れなかった。

2011年のこの大会でデビューした山里。「いま岡山県のエコシステムグループに所属しているんですけど、デビューした年のこの試合の前夜祭で知り合ったんです。見に来てくださった会長の前で優勝することが出来て本当によかったです。すごいですよね。岡山で優勝出来たなんて、特別ですね」。
この優勝で姉妹トーナメント『大王製紙エリエールレディスオープン』を含む、レギュラーツアー5試合の出場資格を獲得。「レギュラーツアーでは、グリーンを外してもパーが拾えないと予選通過とかも出来ないので、もっとショートゲームを磨いて、レギュラーでも優勝出来るようになりたいです」。気持ちの切り替えと笑顔を武器に、"瀬戸内から世界へ"向けて羽ばたく。
森 桜子 (2位タイ:-7)
「良い流れを作れていたしチャンスはもっとあったのに、それを掴めなかったので悔しいですね。勝負から遠ざかっていた分、硬さが出たかなと。勝つための一打をこれからもっと詰めていきたいです。でも、久しぶりの優勝争いで懐かしいというか、忘れていた感情を思い出したし、今日は勢いあるフレッシュな若手と回って良い刺激を受けました。推薦を頂いたエリエールレディスでは優勝目指して頑張ります」。
横山 三和子 (2位タイ:-7)
「優勝争いの中じゃないと味わえないものが味わえたので楽しかったですよ。悔しいですけどね。(最後18番は)獲らないと勝てないと分かってたのでイーグル狙っていったんですけど、バーディーパット2メートルくらいでラインもわかって、あとは打つだけという所で悪い癖が出ちゃって。まだ成長の余地はあると思ってるので、残る試合で優勝するのみです。(山里さんは)後ろから見てて18番の3打目はナイスだと思いましたし、優勝すべき人が優勝したんじゃないかなと思います」。
堀 琴音 (4位:-6) ※ベストルーキー賞獲得
「2日間でもっと上手く出来たと思うところがあるのは悔しいし、でも今日追いかける立場でノーボギーだったし、久しぶりに60台で回れたのは嬉しいです。悔しさと、良かった面と半分半分です。今日で自信になったし、これから2試合出るステップアップのどちらかで優勝を目指したいし、レギュラーツアーでも上位にいけるようにしたいです。(賞金10万円は)美味しいものを食べに行きます」。
谷河 枝里子 (28位タイ:イーブンパー) ※12番ホールでホールインワン達成
「12番は6番アイアンで打ちました。ティーを拾っていて入ったところを見てなかったけど、試合で初めてのホールインワンだったので嬉しかったです。昨日は寄せるのが精一杯のとこに乗ってばかりで36パットだったけど、今日は落とし所をちゃんと考えて出来ました。この試合はステップアップで一番大きな試合で、ギャラリーもたくさん来てくださるし、プレーしていて楽しかったです」。
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