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2021.11.28

メルセデスMVP 古江彩佳『追』で逆転

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 宮崎カントリークラブ(宮崎県)最終日

 シーズンを漢字一文字で-古江彩佳は迷わず『追』と記した。最終18番、1メートルのパーセーブ。しっかりとカップインさせる。優勝はかなわず3位タイ。また、賞金女王は逃したものの、メルセデス最優秀選手賞のビッグタイトルを逆転で獲得した。

 「シーズンに2つある大きなタイトルをひとつとれた。良かったです。18番はとにかく集中しました」。仮に、パーセーブに失敗したら、せっかくの追い上げが実らなかったかもしれない。2位稲見萌寧を、わずか3.56ポイント上回った。

 1番で8メートルのバーディーパットを沈めた。ファイナルVへ、またとないスタート。しかし、パッティングの調子がいまひとつだった。ロングパットが決まったのは1番だけ。勝負の流れを手繰り寄せるまでにはいかなかった。3バーディー、3ボギーのパープレーは、きっと不本意だったことだろう。

 とはいえ、「いいプレーはできたと思います。プレッシャーは頭の中などではまったく感じなかったけど、体のどこかで意識していたのかもしれない」と前置きし、悔いが残ったか-という質問に、「ミスショットはあったけど、悔しいミスはありません。だから、悔いはなし。パッティングが(第1日のように)決まらなかったことが、スコアが伸ばせなかった要因です」。

 コロナ禍で異例のシーズンとなった。特に今年は短いオフをはさんで、十分に調整をしたつもりでも序盤は不振に悩まされている。大目標のひとつ、東京オリンピック日本代表を逃し、涙。さらに、秋を迎えても優勝へ手が届かない。だが、10月の富士通レディースで21年初Vを飾ると、驚異的な追い上げがスタートした。

 「1試合、1試合をずっと頑張ってきました。来年もこれからも、ずっと同じです」という。一方で、今大会は、「これほど、ギャラリーの皆さんの視線を感じたことはありません。歓声に助けていただきました」と、しみじみと語った。

 会見が終わると、足早に空港へ。あす29日、USLPGAツアーQスクール受験のため、渡米する。「しっかり気持ちを切り替えます」。まったく疲れたような素振りはなかった。自身の理想を追うために、ハードスケジュールを厭うことはなし。心技体が備わった稀有な存在だ。

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