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2022.5.6

センターおばさんで躍進 青木瀬令奈-鮮やか

<Photo:Toru Hanai/Getty Images>

ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)第2日

 青木瀬令奈が、首位から1打差の2位へ浮上した。難コースをいかに攻めるか。その答えが「センターおばさん」だった。「今回ばかりは、セーフティーが最大の攻めの形。グリーンのまん中狙いを徹底している」という。

 浮上のきっかけは、14番のボギー。第1打を右の林へ打ち込んだ。精度が生命線だけに、これは珍しいミスショット。「ボギーでいい、と割り切った。無理なパーセーブは大けがのもとです。それが良かったと思う。実際、いい流れがつくれたでしょう」。17、18番の連続バーディーで勢いが加速した。

 そして、後半も2つのバーディーを上積み。パー5の4ホールですべてバーディーを奪った。また、やはりコースとの相性の良さを再確認した1日。「西コースは故郷、群馬の茂木宏美さんが優勝。また、私にとって、今大会は人生を変えてくれた試合です」と話した。

 15年、キャディーをつとめる大西コーチとタッグを組んだ。スイング改造を行い、わずか1カ月足らずで4位に健闘。「もしかしたら、トーナメントで勝てるかもしれない。そんな気持ちをプレゼントしてくれた。その前まで、賞金は約80万円。それがシーズンを終えると、シード選手になった。年4試合の公式競技でどれが勝ちたいか-といえば、やはりここです。私のプレースタイルに合っている」と説明する。

 さらに、72ホール勝負は望むところだ。「予選ラウンドが終わって、まだ2日残っていると思えば、だれにでもチャンスはあるはず」と前置きし、「パー5ではピンを狙うけど、それ以外はセンターを狙う。このスタイルは変えません」と宣言した。

 ちなみにこの日の自己採点は、「80点」と予想外に厳しい。「14番の第1打で気持ちに負けたから」が理由だ。そうはいっても、公式会見のトークは本当に素晴らしかった。ということで20点、いや40点を加えて120点の1日としてしまおう。

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