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2022.8.4

小祝さくらは通勤10分 15度目の挑戦へ

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2022シーズン第22戦『北海道meijiカップ』(賞金総額9000万円、優勝賞金1620万円)が8月5日、北海道北広島市・札幌国際カントリークラブ島松コース(6557ヤード/パー72)で開幕する。4日はプロアマ大会、公式会見が行われた。

 あれから10年。小祝さくらが3年ぶりの開催へ神妙な面持ちで、口を開く。「13年、今大会が初めて経験したプロのトーナメントでした。いつかは、私も…。地元優勝をしてみたい。持てる力を発揮して、ベストのプレーをします」と気合を込めている。もちろん、調子は悪くはない。

 今季は全米女子オープン出場のため、JLPGAツアー連続出場記録は途切れたものの、タフネスぶりを発揮中だ。もっか2戦連続でトップ3フィニッシュを果たし、一時の不調を完全脱出したことを証明。ましてや、自宅は車で約10分という近さだ。しかも、特別協賛の明治グループと契約し、キャップにつけたロゴが光る。

 「ショットの感触がいいです。また、前週もパッティングの調子が良かった。そのままのいい流れをストップさせないようにプレーしたい」と気を引き締めた。何より、猛暑の兵庫から再び、北海道へ戻ったことが好材料だろう。この日のプロアマ大会では、「風が結構、強い。それから、グリーンの形状が小さいから風があるなしですごく難しくなる」と解説した。

 3年前、同じ黄金世代の渋野日向子が全英女子オープン優勝。今大会が凱旋試合で大フィーバーとなった。小祝は同組でプレー。「全英女子で優勝した選手と、すぐにプレーできたことがすごいなぁ、と思った」といい、前週はスコティッシュオープンで古江彩佳が優勝したことにもふれ、「試合はみていなかったけど、成績だけはチェックしていた。海外でプレーし、まだ1年も経ってはいない。それで優勝。すごいとしかいいようがありませんね」と続けている。

 プロデビューから、我が道を行くスタイルを崩していない。今回を含め今季、地元開催は2試合。次はホステスの大役も控えている。プロ入りしてから、北海道Vのチャレンジは15試合目。そろそろ-の予感が漂ってきた。

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